鳳山雑記帳はてなブログ

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フリーダム♪

【米新】シンガポールに新型戦闘艦=中国けん制で来春配備-米海軍[05/10]

 【ワシントン時事】米海軍幹部(水上戦担当)は9日、ロイター通信など一部の記者団に、新型
戦闘艦1隻を来春からシンガポールに配備することを明らかにした。約10カ月間のローテーション
配備になる予定で、将来的には同艦を4隻、シンガポールに派遣することを目指す。
 中国の海洋進出を警戒する米国防総省の戦略の一環。アジアのシーレーン海上交通路)の
要衝に位置するシンガポールに配備することで、南シナ海やインド洋への米軍の展開が容易になる。
南シナ海の領有権をめぐり、米国の同盟国フィリピンと対立する中国をけん制する狙いもある。


jiji.com: 2012/05/10-14:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012051000564
                         - 2NN2ちゃんねるニュース速報より -
 
イメージ 1
 
 今回シンガポールに来るのは、写真上のLCS‐1フリーダムのようですね♪
 
 LCS(Littoral combat ship=沿海域戦闘艦)とは聞きなれない艦種ですが、低コストでありながら現代戦の要であるC4I(Command Control Communication Computer Intelligence system)を完備し、大型艦並みのデータリンク機能を備え、前線の沿海域で活動する艦種だそうです。
 
 コンセプトとしてはフリゲート艦的な運用をされるようですが、そういえばオリバー・ハザード・ペリー級以来なかなか次のフリゲートが出ないと思ってたんですよ(笑)。
 
 一番艦のO・H・ペリーは1977年就役ですからね。そろそろ退役が始まってるはず。なんでも米海軍はこのLCSをフリーダム級とより変態的(失礼)デザインのインディペンデンス級合わせて2015年までに20隻整備する予定(最終的には74隻?)とか。ただ最近の軍事予算削減のあおりを受けてどうなるか分かりません。
 
 単体での戦闘力は大したことないんですが、ネットワークの強みで仮想敵国の中国は嫌だろうな(苦笑)。
 
 素人考えでは、対空任務に特化(Mk.49 近SAM21連装発射機)して、対艦ミサイルのハープーンは標準では積んでないようなんだけど任務によって前甲板のMk.110 57ミリ単装速射砲をMk.41 VLSと交換できるから問題なしか♪でもスタンダード(対空)、アスロック(対潜)、トマホーク(対地)は積めてもハープーンは改造しなければMk.41に積めないんじゃなかったっけ?沿海域戦闘艦だから対艦戦闘は想定してないんでしょうね。
 
 ただ設備のない前線だとそれができないのが難点か?根拠地を出港する時に任務を想定してやっとかないといけないんでしょうね。
 
 
 口の悪い人は、45ノット(83km/h)でやばくなると逃げ出すんじゃないの?って言いますがまあ当たらずといえども遠からずでしょう。
 
 米海軍の中にも、オリバー・ハザード・ペリー級の方が良かったって言ってる人も多いそうだし…。ガスタービンエンジンもウォータージェットも高速専用で低速時には効率悪いとか、軽量化しすぎて強度に問題があるとか、過度のステルス形状で甲板作業がやりにくいとか色々噂されてるそうですよ。
 
 もっとも高速だから沿岸警備とか密輸取り締まりには評判良いらしいですが…。航続距離も短いし、長期航海も想定してないから乗組員の生活環境にはあまり配慮してない節が(苦笑)。
 
 LCSは、アメリカ以外ではあまり流行りそうもないような気がします(笑)。どちらかというと中小国はO・H・ペリーのような低コストですが一応対空・対艦・対潜何でもそつなくこなしますよ♪的な船がいいもんね。
 
 
 
 あれ?結局LCSに対する私の感想のようなとりとめもない記事になったな(爆)。