鳳山雑記帳はてなブログ

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次期戦闘機(F‐X)にF‐35を選定した理由

 今、防衛省が公表した「航空自衛隊の次期戦闘機(F-X)の機種選定結果について 」を読んでいます。
 
 
 その前にまず、F-Xは三菱F-2の増産でいいんじゃない?って昔思っていましたがこの表を見るとあまり良くないですね。ロッキードのラインも閉じてるしね。
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 どうもコストパフォーマンス的によろしくないと思います。まあ対地対艦ミッションがあるので当然なのかもしれませんが…。とすればF/A-18E/FスーパーホーネットはF-2よりは安くなるんじゃない?と素人考えでは思います。
 
 それを受けて次↓
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 僅差ならF-4EJ改ファントムⅡの退役に間に合わない可能性が高いF-35より他機種の方が良くないかい?って思うんですが…。
 
 文章全体を見ていると、どうもF-35という結論ありきで無理やり持ってきてるような感がしないでもないんです。
 
 
 新聞報道によると2012年度予算ベースで1機当たり99億の調達価格だそうですがこれは高くなる事はあっても安くなる事は絶対にありません。最終的に130億以内で収まったら御の字でしょう。
 
 私が心配するのは、ファントム退役とF-35戦力化までのタイムラグで一時的に日本の航空戦力が減少することです。パイロットの錬度維持の問題もありますし。
 
 
 そこらあたりの対策をはたして防衛省は考えているんでしょうか?
 
 
 私はF-35の完成自体にはわりかし楽観的です。問題はあっても最後には完成するでしょう。そうじゃないとアメリカの航空戦略が根底から覆りますから。ただ問題が出れば出るだけ航空自衛隊に納入する時期が遅れます。
 
 航空自衛隊が一番欲しい機体って攻撃機なの?F-35は制空戦闘機よりは攻撃機寄りの機体だと思いますよ。確かにステルスだから領空侵犯する敵機はこちらをレーダー発見するのが遅れるでしょうが、こちらとしてはいち早く発見してもらわないとスクランブルしている意味がなさそう。とするとF-117みたいにレーダー・リフレクターでレーダー反射を確保するんだろうけど、ステルスの意味ないぞ(苦笑)。
 
 それにF-35の胴体内兵器倉には国産のAAM-4(99式空対空誘導弾)の装着は極めて難しいといわれていて結局はアメリカ製のAIM-120AMRAAMを本格導入(すでに一部はしてますが)せざるを得ないでしょう。
 
 しかもどうせ馬鹿な日本政府の判断で、AGM-88などの対レーダーミサイル、ストームシャドウ(F-35も積めるんだって!)のような巡航ミサイルは導入しないんだろうな(呆)。
 
 それだったらF-35にする意味がない!(怒)
 
 
 ただF-35に決まって唯一良かった事は、中国様が警戒してることくらいでしょうか。まあ、あちらさんの事だから裏で舌出してる可能性もありますが…。
 
 ともかく決まった以上は仕方ありません。一刻も早く導入してください!お願いします。