

常連さんならご存知の懐かしい「都市の歴史シリーズ」。ただ今回は語るべき知識がないので番外編としてお楽しみください。と言っても誰も興味ないだろうが…(苦笑)。
今ちょうど「モンゴル帝国の戦い」(東洋書院)という本を読んでいまして、古代バクトリア王国の首都であったバクトラはバルフと名を変えて、13世紀も健在であったばかりか人口10万を超える繁栄を謳歌していたという話を聞き、ふと興味を覚えたのが始まりでした。
グーグル地図を見てみると、現在の市街地の北小高い丘の上に城壁で囲まれた都市遺跡があるじゃないですか!古代から交通の要衝で幾度か破壊を受けたはずなのにこれほど綺麗に遺跡が残っていて嬉しくなりました。
ところでヘレニズム時代、人口100万を数えたというバクトリアの範囲はどこまでなのでしょうか?アムダリア、シルダリアの河間地方はソグディアナなのでその南でしょう。ウィキで見てみるとアムダリア(オクサス川)からヒンズークシ山脈にかけての地方がバクトリア=トハリスタン=大夏と呼ばれたそうですね。おそらくカブール盆地もぎりぎり含まれるかもしれません。
今内戦の真っ最中で観光どころではないかもしれませんか、いつの日か訪れたいですね。