
まあそんなSFのようなことはなく、潜水艦隊の旗艦として潜水艦への補給、整備、潜水艦乗組員の宿泊、最低限の修理能力を有する艦種です。けっして海底要塞サルードや海底要塞ブード(←知ってる?笑)じゃありません。
だからと言って日本海軍が通商破壊を重視していたわけじゃないところが不思議なんですよね。あくまで主力の戦艦による艦隊決戦のまえの漸減(ざんげん)作戦が主任務だったんです。
潜水艦の使用法としてはかなりもったいないと思います。通商破壊してなんぼの世界ですから。ドイツ海軍からインド洋の通商破壊作戦でシンガポールやスマトラの基地を使用したいと要請があった時、日本海軍は意味を理解してたかどうか?
ところでこの潜水母艦、結局宝の持ち腐れで開戦時にはそこそこ活躍したものの、大鯨は軽空母龍鳳(航空母艦)に改装されます。そして潜水艦隊のサポート用には商船改装の特設潜水母艦が使用されたそうですから何だかなあって展開です(苦笑)。
だったらはじめから軽空母にしとけよ!(怒)と思うのは私だけでしょうか?商船改装で間に合うんなら。あっでもワシントン海軍軍縮条約(主力艦の保有制限)に違反するのか?なら仕方ないね(苦笑)。それなら将来の空母改装に備えて飛鷹型航空母艦の時みたいに海軍が金出して頑丈な商船を建造させとけばよかったんじゃ?う~ん惜しいね!
ちなみに写真は軽空母に改装される前の大鯨の貴重な写真です♪