鳳山雑記帳はてなブログ

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重武装中立国家『スイス』

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 永世中立国スイス。日本のお花畑の連中は理想国家のように言いますが、その実態を知ったら腰を抜かすでしょう。その前にそんな不勉強でよく言えると呆れてしまいます。

 以前スウェーデンについても紹介しましたが、それに負けず劣らぬ軍事国家、それがスイスです。皆さんはエリコンという兵器メーカーをご存じですか?1999年ドイツのラインメタル社に兵器部門を売却し今では精密機器を中心にした普通の企業グループですが、かっては機関砲で有名なメーカーで各国に輸出していました。銃器メーカーのSIG(シグ)も有名ですね。P220が自衛隊の制式拳銃になったのをはじめ世界中の軍隊・警察でSIG製拳銃が採用されています。

 戦後Pz.61/Pz.68というスイス独自の戦車も開発したくらいです。

 今では世界の金融センターとして有名なスイスですが、それだけで侵略を免れたわけではないんです。あまり知られていませんが第2次世界大戦中、ドイツや連合軍の領空侵犯に対して果敢に出撃したスイス空軍は6500回以上も迎撃してあるいは撃墜し、あるいは強制着陸させ国家を守り抜きました。

 陸軍もそうです。人口700万のスイスは国民皆兵制度をとっています。19~20歳で基礎訓練を受け、その後32歳まで予備役選抜訓練(2か月)があります。予備役になったら年に3週間の訓練を8年間、その後42歳まで1か月の再訓練を年1回受けなければなりません。

 こう書くと予備役の人間は少数だと思いがちですが、実に64万もいます。これは老人子供、病弱な人を除き成人男子の3分の1、国民の11人に1人という驚くべき数字になります。

 これは確認したわけではないので断言できませんが、各家庭には一挺自動小銃があり、毎年村ごとに射撃大会があって射撃の腕を磨いているそうです。


 これでお分かりでしょう。スイスを他国が攻めないのは金融センターであることと和平交渉の場として残しておくことと共に、占領しても割に合わないというのが最大の理由でしょう。

 中世においてもスイス人傭兵は精鋭として恐れられましたが、その子孫たちがスイスに攻め込んだ国の軍隊に襲い掛かります。正規軍のほかにも各村ごとにいる予備役兵が小集団に分かれ山岳地帯の地の利を生かして補給線を叩きます。歴史に詳しい人ならご存知ですが冬戦争以上の惨劇がスイス各地で繰り広げられるでしょう。これでは敵はたまったもんではありません。スイス人を皆殺しにしない限り完全占領できないことになります。そして皆殺しにしたら占領した意味もない。


 永世中立を貫くということは、有事に誰も助けてくれないということです。中立を守り抜くためには強力な軍事力が必要なのです。現実の歴史はかくも厳しいものなのです。

 それなのに社民党を代表とする脳内お花畑の連中ときたら…。非武装中立という非現実的な主張はもはや日本にとって害悪以外の何物でもありません。

 そのなかで共産党はもっと邪悪だと思いますよ。将来ないことを祈ってますが万が一政権を取ったら、党の軍隊赤軍を持つに決まっています。政治将校を配してがんじがらめにした軍隊で国民を弾圧し、すくなくとも300万は粛清されるでしょう。シベリア送りのかわりに網走送りがあるかもしれませんね。


 話が脱線しましたが、日本国民はもっと世界の現実を知ってほしいと思います。