鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

ただ今『ローマ トータルウォー』にどっぷり浸かる日々です

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 『ローマ トータルウォー』とは、イギリスのCreative Assembly社が開発した3Dリアルタイムストラテジーゲームで、実戦さながらの万単位の大軍勢を指揮し野戦に勝利する戦術パートと、都市を管理し国家を運営する戦略パートが高いレベルでバランスの取れた私鳳山が評価する古代戦ゲームの最高傑作です。

 海外ではそのリアルさが大人気で世界中で高評価のゲームなのですが、日本では古代史や西洋史に詳しい人が少なく、人気がいまいちなのが残念です。

 このゲームは、紀元前300年頃から始まります。共和制ローマポエニ戦争カルタゴマケドニア戦争でマケドニアと次々と強国を撃ち破り地中海の覇者になっていく過程を描いた本編。

 地中海世界統一後世界帝国となったローマが、あまりにも巨大になりすぎた帝国の東西分割統治を余儀なくされ、フン族やゴート族の侵入に悩まされ滅亡の道をつき進む紀元360年頃から始まる拡張パック『バーバリアン』

 ローマの台頭以前、欧亜にまたがる大帝国を築いたマケドニアアレキサンダーアレクサンドロス)大王を主人公にした拡張パック『アレキサンダー

 以上の3点が現在発売されています。本編とバーバリアンは日本語版がセガから出ているんですが、アレキサンダーは英語版しかないため、わざわざアマゾンで英語版を買ったほどはまっています(笑)。


 このゲーム一番の魅力は野戦なのですが、素人が操作すると甚大な被害が出てしまい戦闘に勝って疲弊し、結局は戦略パートで負けるということもしばしばです。私などは、初めての野戦で20個軍団(8万弱)と一人の将軍が指揮できる最大の部隊を動員して宿敵パルティアの大軍と戦ったものの、めんどくさかったので主力の重装歩兵部隊をAI(コンピュータ)委任のままにし、直轄の騎兵部隊だけを指揮し、右翼を大きく迂回して背後から奇襲してやろうと動かしていたのですが、森林地帯を抜けるのに手間取り戦場に来てみると、馬鹿AIのやつが正面突撃を繰り返し歩兵部隊がほぼ全滅してるではありませんか!

 敵の被害も甚大だったので、精強な騎兵部隊で蹴散らしてかろうじて勝利を得ました。20軍団中、実に17軍団が潰滅的被害を受けるという悲惨さで、これ以後恐ろしくて戦術パートは簡易戦闘で自動解決しています。



 私のお気に入りは本編よりバーバリアンシナリオの方です。東西ローマはじめフン族、ゴート族、ササン朝ペルシャなど多くの国、蛮族でプレイできます。
 ペルシャとの戦争さえしのげば精強な部隊と豊かな国力で安泰の東ローマ帝国より、各都市が疲弊し、北部国境ではフランク人、東部国境ではゴート人が侵入し、さらには最強の蛮族であるフン族までが領内になだれ込んでくる西ローマ帝国でプレイするのが通です。ただ、まともな状態でプレイすると勝つのは非常に難しいので、ちょっとズルしてネットで情報のあった資金がMAXになる改造でなんとかしのいでいる状態です。

 資金の問題が解決しても、アフリカやブリテンの属州では反乱が相次ぎ、ガリアでは西方副帝が独立しローマに挑戦してくる始末。安泰なのはヒスパニア属州とイタリア本土くらいですが、少ない兵力をやり繰りして蛮族や反乱軍を撃退して帝国を守り抜くのは、難しくも楽しくやりがいがあります。

 現在遊んでいるシナリオでは、やっとアフリカのベルベル人ブリテンケルト人を下し西帝国の経営が安定し一息ついているところです。ヒスパニアのタラゴサ総督が意外と軍事的才能があるのを発見し、ためしに将軍に抜擢し反乱鎮圧をさせたところ、こいつが意外に優秀だったんです。アフリカ遠征とブリテン遠征、さらには独立したガリアの西方副帝まで鎮圧の八面六臂の大活躍。現在は主力軍を率い、ベルガエ(ベルギー)で強敵フランク人と対峙しています。

 ただパンノニア(現ハンガリー)にフン族が侵入し、それに追い立てられたゴート人が帝国領内で暴れまわっているため予断は許しません。しかもバルカンでは東ローマの副帝も独立している始末。こっちは東ローマ軍に任せたいのですが、ササン朝ペルシャとの戦争でいっぱいいっぱいなのか東ローマ軍はいっこうに現れません。時代は360年頃なので背教者ユリアヌス帝の時代です。ただ彼らしい人材はいず、コンスタンス1世がこのまえ死んだばかり。そろそろユリアヌスが登場してもいい頃なんですが(笑)。
 今は聞いたこともない人が皇帝です。史実通りユリアヌスを西方皇帝から東に進軍して東西ローマの皇帝に就任させてやるのが夢です。
 

 しかしこのゲーム、当時の歴史をある程度知っている人は燃えますね!当時の西ローマ帝国皇帝の苦悩をたっぷり味わうことができます(笑)。