鳳山雑記帳はてなブログ

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ソ連重巡洋艦「マクシム・ゴーリキ級」

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 このカテゴリー始めて以来ソ連の艦艇を紹介していなかったことに気付きました(笑)。で、マクシム・ゴーリキをご紹介します。そのまえに不満をひとつ。私はゲーム「太平洋の嵐」で出会って以来、「マキシム・ゴーリキ」で記憶していたんだ~!それが、今回記事を書くにいたりグーグルで検索したところ出てこなかった(涙)。マクシムは嫌い!!!マキシムにしなさい!!!!!!

 ま、冗談はさておき不思議な艦です。ロンドン海軍軍縮会議の規定からすると重巡洋艦なんですが、艦の規模からいえば軽巡洋艦なんです。それというのも主砲が18センチという中途半端なところからきています。18センチ三連装三基9門はいかにも中途半端。列強の重巡は8インチ(20.3センチ)が標準でしたから。防御力もそれにともない(通常自分の持つ主砲に耐えうる装甲を持つ。ドイツ艦は例外で自分の主砲の1ランク上の防御力を持つ)脆弱でした。

 舷側装甲で70ミリ、砲塔装甲も70ミリ、艦橋装甲でも最大で150ミリですから枢軸軍の重巡例えば独アドミラル・ヒッパー級や日妙高級などとの砲戦は不利でした。そのまえに日本帝国海軍は必殺の酸素魚雷がありますから勝負になりません。幸いにして重巡同士の砲戦は起きませんでしたが。(イタリア艦を例に出さないところがミソ。理由はわかるでしょ?笑)

 ソ連に言わせれば、「ロンドン会議などあんた達が勝手に作ったルールでしょ。俺達知らないよ!重巡軽巡かなんて知ったことじゃないよ。マクシム・ゴーリキは俺達の誇る巡洋艦だい!」

「はい、仰る通りです」