鳳山雑記帳はてなブログ

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巡洋戦艦『ヨルク代艦級』

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【性能諸元】


 排水量 常備:33,000 t
 全長 227.0 m
 全幅 30.4 m
 吃水 8.70 m
 機関 パーソンズ式ギアードタービン4軸、32缶、90,000馬力
 最大速力 27.5 ノット
 航続距離 8,000浬(14ノット)
 乗員 1,227名
 兵装 45口径38 cm連装砲4基
 45口径15 cm単装砲12門
 45口径8.8 cm単装砲8門
 60 cm水中魚雷発射管6門
 装甲 装甲帯:100 - 300 mm
 ターレット部:100 mm - 320 mm



 久々の趣味書庫更新、しかもこんな超どマイナーなドイツの巡洋戦艦でごめんなさい(爆)。

 変な名前だと思うでしょ?実は未成艦なんです。旧式の装甲巡洋艦ローンの2番艦ヨルクの代艦として計画されたためこのような名前になってます(笑)。

 で、たぶん完成しても「ヨルク」と名付けられる可能性は高かったのですが。日本で言うなら紀伊とか土佐とか13号艦に相当するでしょう。第1次大戦の終結で完成しませんでしたから。

 巡洋戦艦というのは、戦艦と同等の武装で装甲を減らし高速力を求めた艦型ですが、なぜかドイツの場合は武装が弱い代りにへたな戦艦より防御力が高い(例 ザイドリッツ、デアフリンガー)という不思議な特徴を持ってます。

 ところがこのヨルク代艦級の兵装を見てください。15インチ(38.1cm)という当時最強クラスの主砲を持ってるでしょ?しかも速力が27.5ノット。


 ドイツ伝統の設計思想を考えると防御力も戦艦並みだからかなり強力な巡洋戦艦になったはずです。これなら同じ15インチ砲戦艦のバイエルン級はいらないじゃん(爆)。

 22ノット(20ノットという資料もあり)という鈍足なんだから。いくら重防御でも亀じゃね(苦笑)。


 バイエルン級を建造中止にして、こっちに全力投球して欲しかった!!!