鳳山雑記帳はてなブログ

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今後予想されるイスラエル軍のガザ侵攻

イスラエル軍 退避警告 大規模軍事作戦準備か ハマス幹部2人殺害 


 ガザ地区を不法占拠しているイスラム原理主義テロ組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃、民間人虐殺、民間人誘拐という一連の大規模テロ事件。イスラエル側の死者は1200人を数え150人近くが誘拐され人間の盾にされていると言われます。ハマスイスラエルの殲滅を謳っており到底イスラエルは妥協できるはずがありませんでした。イスラエルとしては国家の存亡がかかっているので強硬にならざるを得ません。

 すでにガザ国境には10万人のイスラエル軍が展開、いつでも地上侵攻できる態勢にあります。これまでイスラエル軍ガザ地区に投下したミサイルや誘導爆弾の投下量1500トン以上、これは東京大空襲に匹敵するかそれ以上の量だそうです。よくもそれだけの量を備蓄していたと感心しますが、周囲を敵に囲まれているイスラエルにとっては当たり前なのでしょう。

 イスラエル軍のガザ侵攻で一番の懸念点は150人の人質の存在。ハマスは卑劣にも人質を人間の盾にしようとしています。私は確認していないのですが、人質のうちかなりの数が残虐に殺されたと言われ、実際子供の首を切った凄惨な動画もあるそうです。まさに鬼畜ですよ。民族憎悪が激しくなると人間の心を失うという証拠でしょう。

 実は人質に関してはすでにアメリカ軍特殊部隊デルタフォースが救出に動いているという話もあります。アメリカ人も人質に取られているそうなのであり得ない話ではありません。ただこういう特殊作戦は公表されないのが常なのであくまで噂です。噂ついでに言うと、デルタフォースとイスラエル軍特殊部隊が共同で人質救出作戦に動いているとも言われます。

 とは言え、ハマス側もそれは想定しているはずで、どこに人質を隔離しているかも分からないため失敗の可能性も高いと思います。イスラエルとしてもアメリカとしても最大限の努力はしたという事なのでしょう。そして人質の居場所が分からなくても地上侵攻はあると思います。イスラエルは国民の虐殺に対し徹底して報復すると宣言していますし、ハマス壊滅を図ると言っています。

 BSの番組で元陸上幕僚長・陸将の岩田清文氏が言われていたのですが、イスラエル軍は今ウクライナで行われている塹壕戦ではなく、湾岸戦争イラク戦争で米軍が採用した徹底破壊戦術をとる可能性が高いそうです。イスラエルは人口も少なく930万人前後。軍も人命最優先です。損害の多い塹壕戦は避けるはずとのこと。具体的にはまず空爆で徹底的に叩く。最初に区域を決めます。進出線は数キロの範囲だそうです。バンカーバスターでその区域の塹壕や地下陣地ごと破壊し、その後サーモバリック爆弾などで地下壕に潜むハマス戦闘員を窒息させる。ハマス戦闘員が籠る可能性があるビル群も徹底的に破壊し更地にしてからようやく地上軍が侵攻するという順番です。

 その地域をある程度掃討したら、次の進出範囲を決め同じことを繰り返す作戦です。これをやられるとハマスは手も足も出ません。ところが最大の懸念点は民間人に犠牲者が多数出る事。おそらく数万人単位ではきかないかもしれません。数十万単位の犠牲者が出る可能性もあります。ハマスは卑劣にも病院や学校に軍事拠点を置いていますからね。しかもパレスチナ人が脱出することを許さないそうです。

 今はイスラエルに同情的な国際世論もあまりにガザのパレスチナ人の犠牲が多いと逆にイスラエル非難に回るかもしれません。ただイスラエルは世界中を敵に回しても徹底的にやるでしょう。国家の存亡がかかっているんですから。岩田さんは、今こそ国連の出番だと仰っていました。人道回廊設置を渋るエジプトを説得しガザの民間人をできるだけ逃がす。難民キャンプの設置や治安維持、運営は国連が責任を持つ、などやるべきことは数多くあります。ただ最近の国連の体たらくを見るとまず無理でしょうね。

 そしてこの戦闘をガザ地区だけに限定させることも重要です。レバノンヒズボラ、シリア、そしてすべての背後にいるイランが参戦したら第5次中東戦争です。これに乗じてシナが台湾侵攻を始めたらそれこそ第3次世界大戦になります。ですから絶対にこの戦争を拡大させてはいけないのです。

 我々日本人の命も掛かっているんですから、イスラエル軍のガザ侵攻は注意深く見守る必要があると思います。皆さんのご感想をお聞かせください。