ロシアは核兵器を使わないのではなく、使えないのではないか?という驚きの見解がスペインのメディアで報じられました。
ウクライナへの国際法違反の暴虐なロシアの侵略からもうすぐ1年になろうとしています。その間ロシアは核兵器を使うと恫喝し西側諸国のウクライナへの軍事援助を妨害してきました。そのためNATOも防御兵器はウクライナに送っても戦車や長距離兵器の供与は迷っていたのです。しかしついに西側は戦車の供与を認めました。
NATO標準のドイツ製レオパルド2は少なくとも100両以上が供与されると見られてます。これはソ連式編制(ウクライナも現在は採用していると言われる)で1個戦車旅団に匹敵する戦力です。すでにポーランドやドイツでウクライナ戦車兵の訓練も始まっていると言われ、5月ころのウクライナ軍の大攻勢に間に合うように急ピッチで準備が進められています。
ますます劣勢に陥るロシア軍。大量の西側戦車が届き実戦配備されると敗北必至になるため、ウクライナの大攻勢の前にこちら側から大攻勢を仕掛けウクライナの意図を頓挫させようと現在激しく攻撃を仕掛けています。ところでプーチンは、ロシアが敗北する状況になれば核兵器を使うと脅しています。それがいつになるか、世界中が恐れています。
しかしスペインの報道では、ロシア軍は核兵器を使わないのではなく使えないのではないかというのです。その理由をいくつも上げていますが、最大のものは核兵器は定期的にメンテナンスしないと正常に動作しないそうで、それには莫大な費用が必要とのこと。
アメリカもそのための予算を毎年計上しメンテナンスいているそうですが、ロシアはソ連崩壊時その予算が大幅に削減され現在もそれが続いているとのこと。アメリカは去年442億ドルも核兵器のメンテナンスに使いましたが、ロシアはたった86億ドルしか使っていないと言われます。確か核弾頭の数はロシアの方が多かったと思いますが、これではまともな保守ができないでしょう。
恐ろしいのは、全くメンテナンスしないと核兵器はその場で勝手に核分裂しかねないとのこと。それを考えると日本の核武装は難しいのではと思いました。ごく少量持つだけなら防衛予算を圧迫しないかもしれませんが…。
私は核兵器に関して全く無知だったので、これは目から鱗でした。ただこれはあくまで予測で実態は違うのかもしれません。ですから安心するのは早計です。警戒は続けなければなりません。皆さんはロシアが核兵器を使えない可能性、どのように見ますか?