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自衛隊次期戦闘機計画、英、伊と共同開発で日本のIHIがエンジン開発に参画

IHIが次期戦闘機のエンジン開発に参画…英ロールス・ロイス、伊アヴィオと共同開発!


 国防に関心ある方はご存知だと思いますが、F-2の後継機に当たる次期戦闘機F-3をイギリス、イタリアと共同開発することが決まりました。英伊も次期戦闘機テンペスト計画を進めており、これと統合するとのこと。ただ完全に同じ機体ではなく、アビオニクスなど共通するものを開発しそれぞれに適用させるそうです。

 私が心配していたのはIHI(旧商号 石川島播磨重工業)が次期戦闘機用として開発してきたターボファンジェットエンジンXF9がどうなるかということでした。XF9はドライ推力108kN(キロニュートン)、アフターバーナー時147kNで、F-22のF119エンジン(116kN/156kN)やF-35のF135エンジン(128kN/191kN)には若干劣るものの、Su-57のAL41-F1ターボファンジェットエンジン(97kN/147kN)とぼぼ匹敵する能力を持っており次期戦闘機に是非採用してほしいエンジンでした。

 ただ日本はジェットエンジン技術の蓄積がないので耐久性やタービン冷却技術などが不安でした。イギリスのロールスロイスはその点技術の蓄積があるのでもしかしたらエンジンはイギリス製になるかもしれないと心配していたんです。この記事によるとIHIのXF9が残りそうで少し安心しています。

 イギリスとは中距離空対空ミサイルJNAAMも共同開発しており、今回の次期戦闘機の共同開発で準同盟国のようになるのは日本の安全保障上も望ましいと思っています。そしてイギリス側の参画主企業の一つBAEシステムズは兵器販売でも実績があるので海外輸出も可能になるかもしれません。といってもNATO諸国しか顧客にはなり得ませんけどね。韓国などは論外。あちらさんは自称最強戦闘機KF-21ポラメがあるから大丈夫ですよ(棒)。

 まだ詳細が分からないので何とも言えませんが、早く具体的な性能が明らかになると良いですね。順調に開発できれば日本はF-35とF-3で防空体制は万全です。加えてこれをきっかけに武器輸出にも成功すればこれ以上望ましいことはありません。皆さんは次期戦闘機のジェットエンジン開発に日本のIHIが参画というニュース、どのような感想を持たれましたか?