鳳山雑記帳はてなブログ

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結局フランスが勝ち組になりそうですね

欧州の燃料価格が10倍近くにまで高騰して欧州人の生活に影響を与えまくっていると専門家が指摘

 ドイツは第2次大戦後日本以上に牙を抜かれたのでしょう。今や、あれだけ精強を誇ったドイツ軍は張子の虎。軍事軽視、経済最優先のメルケル政権のおかげでポーランド軍とガチで戦争しても負けると言われるほど。そりゃそうでしょ。ポーランドならず者国家のロシアからいつ侵略されるか分からないので危機感を持っています。逆にドイツはポーランドNATOに入ってくれたおかげで最前線から後方地域になって危機感を無くしました。

 ドイツ空軍は稼働率が低く、ドイツ海軍もぐだぐだ、一番精強でなくてはならない陸軍すらまともに動くかどうかも心配される始末。日本と国防費はそう変わらないはずなのにこの違いはどうなった?人件費がよほど高いのか組織が硬直化し無駄な部分が多すぎるのか?エネルギー安全保障の面でもドイツは脱炭素、地球温暖化に配慮と綺麗事ばかり並べて石炭火力を止めロシアからの天然ガスに頼り切っています。その他フランスからも電気を買っています。自国で電力を賄わず他国に頼り切っているのがドイツの実態。他の欧州諸国も似たり寄ったりなのでしょう。

 一方、フランスは原子力発電の割合が77%と世界一高い。フランスも歴史上何度も侵略したりされたりした国なので今のドイツよりはるかに危機意識が高いのでしょう。欧州でフランスだけは脱炭素社会になっても生き残れると思います。一時はフランスでも頭のおかしい連中が原子力発電を縮小しようと動いていたそうですが、ここまで天然ガスが高騰すればそうも言っていられないでしょう。この期に及んで原子力発電を縮小したら馬鹿です。

 イギリスも現状は原発依存度は18%ですが、ここまで天然ガスが高騰したら依存度を上げてくるはず。ドイツは再生可能エネルギーの割合が50%を超えたと自慢しているそうですが、だったら原子力発電したフランスの電気を一切買うなと言いたいですね。欧州の冬も厳しいですから、電気自動車ばかりになったら凍死者が続出しそう。

 結局地球温暖化対策としても再生可能エネルギーだけに頼り切るのは無理だという事です。技術革新が進んで電気自動車が自らの太陽光パネルだけで発電でき何百キロも走れるようになれば話は別ですよ。しかしそれはいつの時代になるか?さらに安定供給できない再生可能エネルギーは基幹電力にはできないし、そんなことしたら産業が破壊されます。

 綺麗事を言うのは誰でもできるし本人も気持ち良いのでしょう。しかし現実をしっかり見据えないと他人の命を奪う事もあることを認識すべきです。綺麗事を止めないドイツがどうなるのか、危機意識の高いフランスやポーランドと比較して見守りたいですね。