鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

第19師団、第20師団の事

 私は韓国の反応というサイトを見るのが大好きで、連中が日本の一挙手一投足に反応し発狂する姿を眺めるのが日課になっています(笑)。

 その中に、朝鮮軍(日本の朝鮮半島駐屯軍)に属した第19師団、第20師団は安全な朝鮮半島に居て危険な戦闘も経験せず補給も十分、敗戦後は進駐した米軍に武器弾薬を渡してぬくぬくと帰国した楽勝部隊だったと揶揄するスレッドがありました。

 冗談じゃない!第19師団はフィリピンのルソン島で、第20師団もニューギニア地獄の戦場を経験してるんだぞ!(怒)だいたい、19も20も宇垣軍縮で残った17個の常備師団の一つで帝国陸軍最精鋭の一つ。戦局が厳しくなる中、後方に置いておくはずがない。

 韓国は徴兵制なので平和ボケの日本よりは軍事常識があると思っていたんですが、この程度ならまともな戦争などできないぞ。朝鮮民族特有の思い込みで第19師団、第20師団を貶めるのは許せないと思い記事にしました。

 ちなみに戦局が厳しくなると朝鮮軍は解体され、関東軍隷下の第17方面軍が編成されます。この配置もおかしい。編制上は7個師団、2個独立混成旅団があるんですが、なんとそのうち3個師団(第58軍隷下)を済州島に配備してるんです。

 いくら敗戦末期の泥縄編成師団とはいえこれはあり得ない。済州島に米軍が上陸するころは日本本土は焦土になっとるわ(怒)。よしんば米軍が来ても九州から出撃した航空部隊にやられるだろ?支那本土から飛んでくるB‐29の安全を図るとともに不時着基地にしようと考えるのかもしれんが、済州島は日本本土に近すぎる。硫黄島ほどの戦略的価値はないと思うけどね。済州島にどうしても兵力置きたいなら独立混成旅団で十分。

 こんな遊んでる兵力があるのなら、沖縄に何故持っていかない?沖縄なんて戦略的重要なところなのにわずか2個師団と1個混成旅団だぞ。ふざけるなと言いたいですね。大本営陸軍部の参謀は無能揃いか?(激怒)

 まあ、実態は師団とは名ばかりの後方部隊でまともな戦力にならなかったからなんでしょうけどね。それでも弾よけくらいにはなるだろ?いや支那戦線の治安維持部隊上がりの第62師団があれほど頑張ったんですから、そこそこ戦えたはずなんですよ。

 そもそも第17方面軍に7個師団も要らないと思いますね。ソ朝国境に3個くらいで十分。あと4個は満洲に持っていって在満邦人避難の際の支援でもさせといた方がどれだけ役に立ったか?

 韓国の反応サイトのおかげで、第17方面軍の無駄な配置まで分かってしまいました。この怒りはどこに持っていけばよいのでしょうか?