鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

参政党と日本保守党の安全保障観の違い

 

 先日ニコニコで参議院選挙の党首討論があったそうです。その中での発言。

 

日本保守党百田代表

 

「軍事、安全保障のための軍隊は当たり前の話。議論する余地もない。隣国中国はものすごい勢いで軍事力を増している。しかも中国は日本を取ると断言している。そういう状況の中で(日本を守るために)軍事力をあげないと仕方ない。

 専守防衛に関しても敵基地攻撃能力を非難する者がいるが、敵が日本に向けてミサイルを撃とうとしている時にこれを叩くのは明らかに防衛。外交で戦争を回避できると言う者もいるが、ウクライナは軍事力を大幅に縮小し核も放棄したからロシアから攻められた。これが現実だ」

 

 

 

 

 

参政党神谷代表

 

「日本の国防は在日米軍なしには考えられない。この体制を長い時間かかったとしても見直していく。トランプ大統領は『自分の国は自分で守れ』と言うだろうから、であれば段階的に在日米軍に引いてもらう。日米地位協定も見直す。その後自衛隊国防軍にするのかどうか話し合う。

 今の状況で軍事力をあげるのは反対。今のままだとアメリカから高い武器を買わされて終わる。もし予算を掛けるんだったらサイバー戦争が始まっているからデジタルの分野にお金をかけること。スパイ防止法も必要。これからの戦いはAIとかドローンになるだろうから、日本のプロゲーマーを集めてドローン部隊を作り世界一のドローン部隊で戦う」

 

 

 

 

 

 いかがでしょうか?少なくとも私は参政党に国を任せるのは非常に危険だと感じました。まず国防の現実が全く分かっていない。核武装もせぬまま在日米軍に出て行ってもらったら日本の国防はどうなりますか?参政党やチャンネル桜もそうですが、日米同盟強化などというとアメポチと言って批判します。ですが現実として世界一の軍事大国アメリカと同盟しているから、おかしな占領憲法があっても戦後の日本は守られてきたんですよ。

 アメリカから高い武器を買わされるから嫌だと言っても、イージスシステムにしても護衛艦の主機にしてもすべてアメリカはじめ外国製。戦後占領憲法で骨抜きにされた日本の防衛産業単独ですべての防衛装備品を賄えるようになるのはいったい何年先か?外国製の武器や部品が無ければ今の日本の国防は成り立ちません。

 神谷代表は、外交や国防に無知だから阿呆なことを言っているのかそれとも知っていてわざと言っているのかどちらにしても危険だと思いました。百田代表は現実論ですが神谷代表は空想論です。

 世界一のドローン部隊という発言も笑いました。通常装備があって始めてドローンです。ドローンですべての戦争に決着つくならウクライナはとうの昔に勝利してロシアを追い出していますよ。最近特に私が参政党を叩き出したから、支持者は私が参政党を理不尽に憎んでやっていると思っているでしょうが、神谷氏の発言を聞いて疑問に思わないのならその頭を疑います。

 過去記事を読んでいただいたらご理解いただけると思いますが、最初は私も参政党を支持していました。ところがまずシナやロシアに対する外交姿勢で疑問を持ちます。「ウクライナ戦争もロシアが一方的に悪いわけでなく仕方なく戦争を仕掛けた」と言い出した時は我が耳を疑いました。もちろんウクライナがすべて正しいわけではなく悪い点もあったでしょう。しかしだからと言ってロシアに攻められる謂れはありません。明らかな国際法違反の侵略行為です。

 また「台湾有事に巻き込まれないようにシナとは融和して外交的に話し合わないといけない」という発言も理解不能です。台湾有事は日本有事に直結しますよ。資源のほとんどを外国からの輸入に頼っている日本は、台湾有事で台湾海峡はじめ近海を通れなくなると輸送コストも跳ね上がり兵糧攻めに遭います。

 台湾有事は決して他人事ではありません。その自覚がないから能天気な発言ができるのでしょう。神谷代表の外交安全保障観はむしろ社民党共産党に近いと思います。軍事力強化を一応は謳っていますが、在日米軍撤退、日米同盟破棄はシナへの援護射撃に見えます。

 貴方はこんな参政党を支持しますか?私は神谷氏が代表でいる限り絶対に支持できません。最新の情勢調査では今回の参院選で参政党は10議席以上獲得する勢いだそうです。本当に参政党に任せて大丈夫か、皆さんは真剣に考えて欲しい。日本を守るためにはまず現実を正しく理解すること。それが重要だと今回のニコニコの党首討論で思い知りました。