

またこの男は何にでも興味を持つなと呆れられるでしょうが、日本も数多くのダムがあるだけに無知ではいけないと思い調べてみました。ただ全くの素人なので専門知識がある方はおかしなこと言っているなと思われるでしょうが、広い心でお許しください。
ダムは大きく分けてコンクリートダムとフィルダムに分けられるそうです。フィルダムとは天然に存在する土砂や岩石を盛り立てて築いた構造物です。それ以外にフィルダムとコンクリートの重力式を複合させたコンバインダム、最近日本が開発した台形CSGダム(砂礫に水とコンクリートを混ぜたCSGで造る)があるそうです。
コンクリートダムには重力式(G)、中空重力式(HG)、アーチ式(A)、重力式アーチ(GA)、マルチプルアーチ式(MA)、バットレス式(B)があります。一方フィルダムも、土砂と岩石を主体としたロックフィル、台形上に盛り土を成形するアースフィルがあるそうです。
ニュースを読んだ限りですが、韓国SK建設がラオスに建設し今回決壊したダムはアースフィルに堤帯の表面をアスファルトで遮水した表面遮水型アースフィルダムだと推測されます。表面遮水型ロックフィルの可能性もありますが、素人考えではロックフィルの方が頑丈そうなのでアースフィルの可能性が高いかと愚考します。
フィルダムは施工やメンテナンスがしやすく、安価でできるのでこれ自体は間違った選択ではありません。ただ、もともとコンクリートと比べると脆弱なので慎重に工事しちょっとやそっとの災害ではびくともしないダムを建設すべきなのです。
ところがSK建設は予定より早く工事が終わり特別ボーナスまで貰っているというから驚きです。ラオス側にダムの専門家はいなかったのだろうか?表面遮水式アースフィルダムが、高温多湿で豪雨地帯のダムに果たしてふさわしかったのかどうか?そういう専門知識も踏まえて発注すべきなのに、どうもそれすらもなく、韓国企業の言うがまま騙されたという印象がぬぐえません。
今回のダム決壊による大水害、一番悪いのは韓国SK建設でしょうが、連中の嘘を見抜けず安さだけに騙されて発注したラオス政府にも責任の一端があるように感じるのは私だけでしょうか?もちろん専門知識のある方から見たらおかしなことを言っている可能性も高いと自覚しています。
日本で似たような水害が起こる可能性はないと信じます。日本の企業は基本手抜きはしませんし、人命がかかっているのでより慎重に工事するでしょうから。昔からある土堤とかは別ですよ。ただ我々国民も最低限の知識を持っていないといざというとき酷い目に遭うと痛感した次第です。
皆さんはいかが思われますか?