鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

10月31日はハロウィンの日

 私のようなド田舎に住んでいる人には関係ありませんが、都会の若者を中心に仮装を楽しむハロウィンというものが流行っているようですね。

 ハロウィンとはそもそも何ぞや?と調べてみるとケルト人の収穫祭と悪霊を追い出す宗教的意味を持つ祝祭日だとか。ケルト人はガリア人ともいい、現在のフランスを中心に西ヨーロッパ全体に住んでいた人たち。ローマ人やゲルマン人に駆逐されスコットランドウェールズアイルランド、フランスのブルターニュー地方の住民がケルト人の子孫だと言われます。

 彼らがハロウィンを祝うのは当然だと思いますが、キリスト教徒がハロウィンを祝いだしたのは教会が異教徒に布教する時に現地の祝祭を取り入れたのが発端だとされます。ですからカトリックでも東方正教会でもプロテスタントでも正式な祝祭日には認定されていません。

 改革者ルターやカルバンがもし生きていたら、邪教の風俗として徹底的に攻撃していた事でしょう。ルターなど免罪符ですらカトリック教会の腐敗だとして猛批判したくらいですからね。ただ欧州では定着していたため、無くならなかったのでしょう。一方、何故日本でハロウィンが騒がれ出したのかというと、1990年代東京ディズニーランドのイベントとして始まり、それにお菓子メーカーなどが乗っかり広めたのだとか。クリスマスやバレンタインデーと同じ構造ですよね。

 日本人の場合、ハロウィンを祝おうという殊勝な気持ちはゼロで単に仮装を楽しむ日としてとらえているような気がします。それはそれで個人の自由ですから大いに楽しんでもらったらよいのですが、私は歴史にこだわりを持つ者としてハロウィンを本来の意味として祝う気持ちが無ければ仮装も楽しむべきではないと考えます。結婚式も教会で挙げるのならキリスト教に改宗し今後はキリスト教徒として生きて行くべきだと思っています。でなければヤハウェ(エホバ)の神を侮辱することにもつながると考えるのです。

 私のような固い考えは周囲に煙たがられるんですが、これは信念ですから仕方ありません。でもこういう真摯な考えがなければほかの宗教を理解する事もできないと思うのです。日本人は無宗教だと言われます。しかし世界の現実は宗教が大きな意味を持っています。我が家の宗教は仏教で浄土真宗ですが、一向一揆の歴史に批判的な考えを持つ私は、根本(原始)仏教の信者として釈尊本来の教えを尊重した生き方をしようと心がけています。原始仏教というとどうしても小乗仏教になりがちですが、小乗仏教でなく一切衆生を救うという大乗的考えを上手く反映できないかと日々心がけているつもりです。しかし私も煩悩の徒。なかなか宗教心に従った生き方は難しいですね。一生のテーマだと考えています。