鳳山雑記帳はてなブログ

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日本は南シナ海政策を根本から考え直さないといけませんよ

【国際】“日本より前に訪問”中国の交渉実り、フィリピン大統領の訪中が決定


 正直言って、私はドゥテルテがここまで馬鹿とは思いませんでした。たぶんトランプと一緒で外交に関して全くの無知でフィリピンが今どういう国際環境に置かれどう行動しなければいけないか理解できてないんでしょうな。

 一部の日本の保守から、ドゥテルテは過激な事はしているが本質は自国最優先主義者で国策を誤る事はないだろうと言われていました。私はかなり懐疑的に見ていたんですが、彼の言動を見ているとたぶん外交の本質が分かっていないのだろうと思っています。

 おそらく南シナ海支那を封じ込めるアメリカ陣営からフィリピンは脱落します。南シナ海は日本のシーレーン防衛上重要なルートです。言わば日本の生命線。そこを支那が制するようになると、国家的な危機を迎えます。おそらくフィリピンは、支那にいいようにやられ南沙諸島を完全に盗られるでしょう。厳しい局面になりますよ。

 フィリピンは、一度アメリカを追い出し酷い目に遭ってるのに、やはり馬鹿は死ななきゃ治りませんね。定期的にこういう馬鹿大統領を選出する面白い国民性のようです。フィリピンの事は自業自得なんでほっておくとして、日本はベトナムとの軍事上の協力関係をもっと深めるべきでしょう。あとはマレーシア、インドネシアを取り込みフィリピン抜きでもやっていける態勢を構築すべき。

 ドゥテルテが今後どうなるか知りませんが、日本はフィリピンの支那陣営入りを織り込み済みで外交政策を考えるべきだと思います。安倍総理の外交手腕が問われますよ。








追伸:
 ここからは余談なんですが、ドゥテルテはアメリカに反発し武器を支那やロシアから購入すると馬鹿な事を言ってますよね。安倍さんが、すべての武器を日本が格安で売るから支那陣営に入るのを止めろと言えるかどうか?ま、言えないでしょうね。これこそODAで良いくらいなんですが…。

 となれば切るしかない。シビアに判断していくべき案件だと思いますよ。