鳳山雑記帳はてなブログ

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あれ?風向きがずいぶん変わってきましたね

【南シナ海】「海軍艦艇を派遣しよう」中国に対抗、フランス国防相がEU各国へ呼びかけへ 



 日本にとって南シナ海問題シーレーン防衛を左右し国家存続の根本に関わる最重要課題。政治家も国民も理解している者は少ないですが…。一方欧州にとってはそこまで重要な問題ではない。輸出入で不便があるかもしれないが、支那にとってもユーロは主要貿易相手国なので海峡通過を妨害するはずが無い。利害関係もないし。

 だからイギリスもフランスもドイツもイタリアもAIIBに参加したんです。オーストラリアは日本ほどではないが影響が大きいので前首相アボットは日本からそうりゅう型潜水艦の導入を図るなど危機感を募らせていました。ところが現在のターンブルは馬鹿というか能天気というか支那の工作に乗ったというか、アボット時代からは大きく後退しました。

 アメリカは、直接関係はありませんが支那の海洋進出はパクス・アメリカーナに対する重大な挑戦ですから日本と同様支那の進出を阻む立場。アメリカのアジアにおける最重要橋頭堡である日本を助ける意味もありますしね。もちろん善意というよりアメリカの国益で助けるんですが。日米と欧州諸国の温度差が大きかったのがこれまでの現状。

 ところがどういう風の吹きまわしでしょう。他人事のはずのフランスがEU各国へ海軍艦艇派遣を提唱するとは。ここから考えられる事は、欧州は支那経済を見限ったという事でしょう。それ以外に合理的説明ができません。アメリカと支那の戦争が不可避と考え始めたと解釈しない限りこんな動きにはならないと私は思います。

 となるとますます支那は苦しくなりますな。すでにベトナム、フィリピン、そしてマレーシアもアメリカ陣営に立ち始めています。ベトナムなどはあれほど激しい戦争をしたにも関わらず、敵の敵は味方とばかりアメリカと急接近しました。ベトナムにしてもフィリピンにしてもマレーシアにしても南シナ海支那に支配されるかどうかは死活問題。もちろん日本もそうです。日本国民に危機感は薄いですがね。

 第3次世界大戦の第一発目の銃声は南シナ海で起こりそうです。我々日本人も覚悟が必要ですよ。