ただ例外が一つあり、台風が内海である有明海を縦断して北上する場合は我々が台風に慣れていない事もあり大きな被害があります。めったなことでは起きません。だいたい20年に一度の世界です。ところが今回台風15号はその最悪のコースを通りました。20年前台風が直撃した時はうちの近所も被害が大きく屋根瓦の4分の1くらいが吹っ飛んだものです。瓦業者を頼んでもどこもかしこも同様なため半年くらいかかると言われて驚きました。幸いにして本場石州瓦の島根県の業者さんに知り合いの伝手を使ってようやく手配ができ一月ほどで修理できたのですが今回もそれが頭をよぎりました。
うちを直撃したのは丁度午前5時ころ。その数時間前から強風が吹き荒れたいたのは知っていたんですが寝ていた私はあまりの騒音にはね起きて再び寝付けませんでした。家がぐらぐら揺れこのまま家ごと吹き飛ぶかもしれないと思ったものでした。同居してる猫ちゃんたちも同様らしく「ふぎゃー」と泣き叫んでいました(笑)。
私が様子を見に行くと、うちで一番の暴れん坊チロが駆け寄ってきたので膝に抱きあげました。そのまま安心したのか寝むりこむチロ。私もチロを抱きながら30分くらい寝てしまいました。轟音は朝7時くらいになるとようやくおさまり台風の被害を確認するため恐る恐る外に出ます。すると意外にもベランダの屋根の波板が3分の1吹き飛んだほかは母屋の屋根は無事でした。かなり揺れたのに驚くほど被害が少なかったのは本当に不思議です。
あれほど強い台風でほとんど被害を受けなかったのは幸運でした。微妙なコースの違いだったんでしょうね。今回の台風で大きな被害を受けた方には本当に申し訳ないですが…。あとでニュースを確認すると台風15号は荒尾市に上陸したとのこと。私の住む玉名市の隣です。ほぼ台風の中心が通り抜けた事になります。びっくりしました。
自然災害は本当に恐ろしいですね。何が起こるか分からないから政府は災害対策費をきちんと確保してほしいと思います。事業仕分けで削って良い予算ではありません。人の命を守るための大事な予算なんですから!