鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

ウィッチャー3 ワイルドハント

イメージ 1

イメージ 2


 ウィッチャーとは、モンスター退治を生業とするプロの傭兵のこと。白狼の異名を持つウィッチャー『ゲラルト』を主人公としたオープンワールドRPGです。

 PS4だけあって、グラフィックが綺麗なのは当たり前。それよりも舞台設定が世界史ファンには狂喜乱舞なのです。原作はポーランドの小説。私の個人的印象ですが物語の舞台滅亡したテメリア王国はポーランドの事。テメリアを滅ぼしたニルフガード帝国はモデルがロシア帝国だと思います。皇帝エムヒルもおそらくピョートル大帝がモデル。帝国に対抗する北方諸国のひとつレダニアはスウェーデンなのでしょう。レダニアの王で戦の天才、しかし狂気を帯びる国王ラドウィック5世ももちろんカール12世のイメージ。

 冒険のバックボーンとしてニルフガード帝国とレダニア王国の対立があり、主人公は好むと好まざるにかかわらず関わっていきます。というのも主人公ゲラルトは、エムヒルの娘シリラを養女にしているからです。このあたりの経緯ゲーム上では詳しく説明されていませんが、おそらくお家騒動絡みではないかと睨んでいます。

 シリラ(愛称シリなので以後シリと記述)が、古代種族か何かの血をひく末裔で大いなる力を秘めている事からダークエルフ・ワイルドハントの王から狙われ行方不明になり、彼女を探すというのが大まかなストーリーです。

 モンスターとの戦いだけでなく権力を巡る人間同士の争いにも巻き込まれていくゲラルト。中世東ヨーロッパあたりに思い入れのある人ならどんぴしゃの展開。時の経つのも忘れるほど遊べます。物語の世界にどっぷり浸りながら(笑)。


 ゲームの説明をすると、アクションRPGでやや難しいんですがレベルが上がればなんとかなります。ゲーム初心者でウィッチャー3に興味を持った方にアドバイスしておくと、魔法は何はともあれ防御力を一時的にアップする魔法盾を鍛えること。これで何とかなります。強敵に遭ったら魔法盾を唱えて斬りつけ、魔法が切れたら再チャージするまで逃げまくりまた魔法盾攻撃。これで私は何度も助かりました。間違っても火炎なんて鍛えない事。攻撃力が大したことない上に再チャージしてる間に瞬殺されます(実例 私www)。

 あと物語の途中外伝的にシリのパートが挟まるんですが、これチートすぎるよ。体力自動回復の上に加速装置で一度に何体にも同時に斬りつけられる卑怯さ。体力が減ってきたら、これまた加速装置で逃げまくれば敵の攻撃はまず当たらない。実際彼女一人いればラスボスも瞬殺じゃない?って考えたのは内緒(笑)。まあ、彼女は経験値がないからその分の救済措置なんだろうけど、ゲラルトのメインパートで死にまくるほど苦労してるんで、あまりの楽さに笑ってしまいました。











 ここからはもしゲームに興味を持ち遊ぼうとする人は読んでほしくないんですが、マルチエンディングで普通に進めるとバッドエンドになると思います。シリは世界を救って行方不明。ゲラルトはシリの形見のペンダントを奪った妖婆の方割れを倒すもそこで力尽き、モンスターがわらわらと迫るという後味の悪いエンディング。俺の80時間を返せ!と魂の叫びをあげます。

 それを避けるには、私の経験ではなるだけシリの要望を聞く事。とくにケイアモルヘンの戦いの後の雪合戦は必須だと思います。それから武器と防具も最高ランクをゲットするサブクエストをこなしておいた方が良いかも?後日譚で惨めにならないためには、イェネファーとトリスの二股は厳禁。さびしい晩年になります(爆)。私はトリス派なので彼女と結ばれるルートを頑張りました(笑)。若くて美人でけなげ(だけど怒ると怖い)ですからね♪

 エンディングには色々なパターンがあるんですが、私はシリをエムヒルに会わせずにケイアモルヘンに二人で帰還、トリスと同棲し引退。シリはゲラルトの後を受け若きウィッチャーとして活躍というのが理想かなと思います。あと、戦争にニルフガード帝国が勝つと反対派が粛清され、レダニアが勝つと魔女たちが粛清されます。これはどっちでもいいんですが、サブクエストでラドウィックを暗殺しないとレダニアが勝つ流れです。何せ戦争の天才だから。その時は帝国は滅亡しエムヒルも殺されます。色々憎ったらしい男だけどシリの実の父親なんで寝ざめは悪いですわな(苦笑)。でも個人的にはラドウィックが好き。モデルがカール12世だから♪

 ともかく、此処まで作り込まれたRPGは初めてでした。間違いなく私の傑作RPG三本の中に入ります。