鳳山雑記帳はてなブログ

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フォークランド紛争の両軍兵力

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 1982年3月から6月まで3カ月に渡って繰り広げられたフォークランド戦争。これは両軍の兵力です。これを見るとイギリス軍はほぼ全軍に近い海軍力を投入したことが分かります。本土から1万2千キロ離れた絶海の孤島にイギリスが本気を出して取り返しに来るはずがないと高をくくっていたアルゼンチンは、イギリスの本気度を見て驚いたと思います。

 特に、戦略爆撃機のヴァルカンは空中給油機に空中給油機が給油しヴァルカンに補給するというあり得ないような体制でフォークランド空爆しました。これだと理論上アルゼンチン全土がヴァルカンの爆撃圏内に入るわけで、本土防空に備えなければならないためにアルゼンチンは空軍力の一部を割かなければなりませんでした。

 さらに攻撃型原子力潜水艦コンカラー(チャーチル級)は、開戦劈頭アルゼンチン海軍の1隻しかない虎の子の巡洋艦ヘネラル・べルグラノをMk.8魚雷で撃沈しています。これは第2次大戦後魚雷で正式に戦闘艦を撃沈した唯一の例だそうです。対潜能力の低かったアルゼンチン海軍は、英原潜の潜むフォークランド海域に接近するのを避け、事実上アルゼンチン軍はフォークランドに上陸した陸軍と空軍のみで戦う事になります。


 アルゼンチン空軍もエグゾセミサイルで英艦船を撃沈するなど善戦しますが、制海権フォークランド上空の制空権を握られていたために最終的には屈服せざるをえませんでした。

 フォークランド戦争に関する外交戦と大まかな流れは以前記事に書いたので、


両軍の戦闘に限った記事を書くべく、現在資料収集中でございます(笑)。