鳳山雑記帳はてなブログ

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ドイツ陸軍 独立重戦車大隊

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 誰も興味がない2次大戦組織図シリーズ(爆)。
 
 まあ、せっかく趣味で作ったのでついでに記事にしとこうということです。
 
 
 第二次大戦中、ドイツ軍が送り出したティーガーⅠ、ティーガーⅡは確かに強力な戦車でしたが生産工程が複雑で大量生産には不向きでした。生産数もティーガーⅠで1355両、ティーガーⅡで500両弱(諸説あり)で、とうてい全装甲師団、装甲擲弾兵師団にいきわたらせるには不可能な数です。
 
 少数ずつ分散配備するよりは、軍あるいは軍団の直轄部隊として集中して運用し戦場の要所に急行させる必要がありました。
 
 そこで編成されたのが独立重戦車大隊です。編成も数が少ない初期にはⅢ号戦車と混合配備されるなど変遷がありましたが1944年6月以降はティーガーⅠあるいはⅡ一車種で編成されるようになります。
 
 もちろん大隊には主力のティーガー戦車だけではなく様々な支援車両が随伴しました。
 
 ウィキから拾ってきた資料によると1945年1月編成で
 
 
 Ⅳ号対空戦車 × 8
 
 
 
 
 18トン牽引車 × 7
 
 1トン牽引車 × 13
 
 
 オートバイ × 6
 
 
 民間型乗用車 × 1
 
 路外機動用トラック × 84
 
 民間型貨物トラック × 34
 
 マウルティア × 6
 
 クレーン車 × 3
 
 で、戦車と合わせて合計278両にも及びます!
 
 
 ちなみに定数45両というのは戦車駆逐大隊や突撃砲大隊と同じですね。戦闘力は他国の戦車連隊以上あったかもしれません。日本なら多分戦車師団(九七式か一式装備)でも太刀打ちできないくらい(苦笑)。
 
 
 パンツァーカイル(戦車楔形陣形)の打撃力の中心となり八面六臂の活躍をしました。
 
 部隊は国防軍で第501大隊~第510大隊、グロスドイッチラント重戦車大隊、親衛隊でSS第101大隊~SS第103大隊と数は多くありませんが、戦史などを見ると連合軍に強烈な印象を与えたようです。