鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

「百万回生きたねこ」

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「あらすじ」

【100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。
あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、一匹の白く美しいねこに魅せられます。やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。
100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、愛する者を失って涙を流すのです。】



 訪問者の履歴をたどっていくうちに「百万回生きたねこ」を紹介した記事を発見しました。すばらしい名文で転載させていただこうと思ったんですが、初めての方だったんでさすがにそれは失礼かと思いネットで調べて自分で書くことにしました。

 さて、この「百万回生きたねこ」ですが作者は佐野洋子さんで絵本です。有名な絵本らしいそうですが、恥ずかしながら私は初耳でした。なんか本屋で表紙を見た記憶はあるんですが…。

 解釈は人それぞれですが、私は主人公の猫を人間の象徴だと考えました。輪廻転生を繰り返しながら人は永遠に生き続けます。しかし、宇宙の絶対法則である「愛」に目覚めない限り人は輪廻の鎖を断ち切る事はできません。この猫は真実の愛を初めて知ったからこそ、最後に断ち切れたのです。

 本当は1対1の愛ではなく、人類全体、いや宇宙全体を包み込むような「愛」を悟って欲しかったのですが。もしそれを成し遂げる事ができれば、人は覚者(ブッダ)になれます。

 私は修行が足りないので、なかなかその境地にはなれません。一生のテーマだと思っています。いまの生で成し遂げられなくとも次の生ではと考えております。

 本日さっそく本屋にいって、この本を探してこようと思います。