小型で機動力に優れた艦を好んだ18世紀当時のイギリス海軍では珍しい、100門以上搭載の一級戦列艦として受注された。建造途中に七年戦争が終結したこともあって、骨組みだけの状態で3年近くドックに放置されることになったが、1765年進水。
ジョン・ジャーヴィス、ホレーショ・ネルソンら、多くの提督の座乗艦となり、アメリカ独立戦争やナポレオン戦争のいくつかの重要な海戦で旗艦をつとめた。特にトラファルガーの海戦では、フランス・スペイン連合艦隊の隊列に垂直に切り込む「ネルソン・タッチ」の性質上、約30分にわたって敵艦隊からの集中砲火を浴びることになったが、連合艦隊の砲撃の稚拙にも助けられ、よく持ちこたえた。
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1805年、有名なトラファルガー海戦においてホレーショ・ネルソン提督の旗艦になった戦列艦です。火力集中、一転突破戦法の単縦陣で仏・西連合艦隊の中央を突破し両舷104門の大砲を撃ちまくって勝利を得ます。これは錬度の高い英国艦隊だからこそできた芸当でした。
事実、連合艦隊は有効打を与えることができず、逆に砲力をフルに発揮した英艦隊の餌食になります。
日本でいえば、日本海海戦の戦艦「三笠」にあたる救国の殊勲艦です。歴史的にこのような艦を有する国は誇らしいですね。