鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

時代は変わっても国家指導者の屑っぷりは変わらないね

【速報】アフガニスタンのガニ大統領が卑怯すぎる…とんでもない行動発覚…


 アフガニスタン情勢に関する情報をネットで集めている中、非常に嫌な動画を見つけました。カブールを脱出しようとする米軍輸送機に多くのアフガニスタンの若者がしがみつくも、輸送機はそのまま離陸。何人かが空中に投げ出される動画です。あの人たちはまず助からないでしょう。芥川龍之介の小説蜘蛛の糸を思い出しましたよ。

 そしてこのニュースも胸糞悪い話です。アフガニスタンのガニ大統領は、タリバンが首都カブールに迫る中いち早く脱出したという事はすでに知っていましたが、その時の様子がまさに屑としか言いようの無いものでした。4台の車に現金を積めるだけ積み込み脱出用のへりに詰め込むも、すべては入りきれず一部は滑走路に残したまま逃亡したとのこと。大統領自身が国家に殉じる気概もなく私利私欲だけで生きてきた証拠。指導者がこれでは負けるはずですよ。負けるべくして負けたんでしょうね。

 そういえば、ベトナム戦争ベトナム共和国南ベトナム)の大統領だったグエン・バン・チューもサイゴン陥落時持てるだけの金塊を持って逃亡したと言われますが、そっくりですね。政府要人の腐敗、国家に対する忠誠心の無さ、国軍もそういう指導者に嫌気がさし士気が低下しまともに戦う気を無くす。歴史は繰り返すんですね。

 ただ南ベトナムは米軍撤退から2年は持ちこたえましたがアフガニスタン政府は米軍完全撤退前に崩壊、腐敗の度合いはこちらの方が酷かったのかもしれません。一部情報では政府軍の残党が地方都市に立てこもって絶望的な戦いを行っているそうですが、彼らが哀れでなりません。日本の政治家も平和ボケのヘタレばかりですが、さすがにここまで酷くはないと思います。恥を知れと言いたいところですがガニさんに恥の概念はないんでしょうな。

 そう言えばタリバンの勝利にシナ共産党政府が喜んでいるそうですが、糠喜びになると思いますよ。新疆ウイグルに手を出さない条件でシナがタリバンを支援する密約だったそうですが、タリバンには数多くのウイグル人が参加しています。そういう連中が素直に従うとはとても思えません。新疆ウイグルに帰ってアフガンで鍛えたゲリラ戦を展開するとシナ人民解放軍はへとへとになると思いますがね。

 ともかく、アフガニスタンは難治の地。シナもまたソ連アメリカに続き敗北する可能性が高い。アフガン情勢ますます目が離せなくなりました。




追伸:
 アフガニスタン政府軍残党が籠っているのはアフガン北東部のパンジシール州だそうですね。パンジシール峡谷はソ連侵攻時強大なソ連軍の攻撃をはねのけたマスード将軍の故郷。パンジシールの獅子と称されたマスード将軍所縁の地だけにタリバンも制圧に苦戦しそうです。ここにはマスード将軍の息子、副大統領、国防相がいます。マスード派だけがまともに戦っていたんでしょうね。マスード派はタリバンに最後まで抵抗した勢力ですから降伏など選択肢にないんでしょう。ヘタレばかりのアフガン政府軍でしたが、少しは骨のある勢力がいて救われました。

 ただ状況は絶望的。滅亡は確定でしょう。マスード派とそれに協力している住民は全員タリバンに虐殺されるかもしれません。それを考えると暗澹たる気持ちになります。