ちょっと画像が小さくなりましたが、一般の方はどこが面白いのかチンプンカンプンだと思うのでスルーしてくださいな。
さて上記の表は、帝国陸軍野砲兵連隊の装備定数一覧です。甲編制は常設師団(甲)、乙編制常設師団(乙)、丙編制は特設師団用です。ただこれはあくまで予定で、各師団で若干の違いはあります。例えば沖縄戦で有名な第32軍隷下の第24師団は、九五式75㎜野砲×8門、九一式十糎榴弾砲×16門、四年式十五糎榴弾砲×12門という砲兵火力の野砲兵連隊を持っていました。これは甲編制には劣り、乙編制よりは強力です。
一番理想的なのは自動車化師団の野砲兵連隊である甲編制三ですが、私は機動九〇式を歩兵連隊の速射砲中隊に回し、野砲兵連隊は機動九一式十糎榴弾砲×36門、九六式十五糎榴弾砲×12門を定数にすべきだったと考えています。そして、帝国陸軍が理想としたのも私の想定と同じでした。
実際は生産数不足、牽引トラクター、ハーフトラックの不足で実現できなかったのが残念です。