鳳山雑記帳はてなブログ

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すみません、世界史ネタです

【海外/南アフリカ】インド系富豪グプタ家が閣僚人事に介入か ズマ大統領が窮地に



 いえね、事件の事はどうでもいいんですが(良くはないが…)グプタ家という所に反応しました。インドでグプタと言えば思い出すのはグプタ朝グプタ朝は西暦320年チャンドラグプタ1世によって創始された王朝で550年まで続きます。最盛期にはインド亜大陸の北半分ほどが版図でした。最後はカイバー峠を越えて侵入した遊牧騎馬民族エフタルによって滅ぼされます。

 グプタ朝の王族は、この時エフタルに皆殺しにあったとばかり思ってたんですが、子孫が残っていたんですかね?インドみたいに広大な土地では、一族が生き残っていたとしても不思議ではありません。もともとグプタ家はマガタ地方(ベンガル地方)の小領主出身だったそうですから王朝滅亡後も一族の誰かが土侯(マハラジャ)として生き残ったのでしょう。

 土侯は莫大な財産を持っていたものが多かったそうですから、近代になって富豪になってもおかしくありません。それにしてもデリースルタン朝から始まりムガール帝国が滅ぶまでよくぞ生き残ったものです。勝手に想像すれば、大土地所有と交易を基に土侯からイギリス植民地時代に近代資本家に生まれ変わり現在に至っているのでしょう。イギリスも、植民地統治の都合上土侯たちを優遇したそうですからね。イギリスという国は本当に狡猾です。植民地支配のためにその土地の有力者を手なずけ庶民と分断し連合してイギリスに反抗するのを防いだのでしょう。

 と、ここまで書いてきてグプタ家がグプタ朝とまったく関係なかったら無意味な考察になりますがね(苦笑)。