鳳山雑記帳はてなブログ

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神に対する挑戦は止めた方が良いのでは?

【国際】「頭を体から切り離し他人の体と結合」イタリア人医師が提唱の手術、難病のロシア人男性が受けると発表



 常識的にはとても成功するとは思えませんが、万が一成功した場合の悪影響は計り知れないと思います。私が古い人間なだけかもしれませんが、ips細胞などで臓器を人工的に作り出し移植することさえ倫理的にはどうかと考えるんですよ。難病の方には死活問題だと思うのであくまで個人的考えだとことわっておきます。

 頭だけを挿げ替える事に成功すれば、今度は脳だけを移植して永遠に生きられるようになるかもしれません。そうなると権力者やお金持ちが永遠に生きるためにあえて健康な一般庶民の命を奪い脳を摘出して、そこに彼らの脳を移植するという事にもなりかねない。あるいはips細胞で脳以外を作りだしてそれに移植して永遠に生きられるようになるなどまるでSFの世界です。最終的には記憶だけをクローン人間に移植するようになるかもしれませんね。

 人が天寿を全うするにしても途中で病死、事故などで死んだとしてもそれが運命だと思います。将来がどうなるか分からないからその瞬間瞬間を精一杯生きようとするはず。ところが脳さえ無事なら永遠に生きられるとすればどうでしょう?もし独裁者がこの技術を手に入れれば人類は破滅しますよ。

 そういうリスクがでかすぎるから、医療分野にも高度な倫理が必要なんだと思います。宗教と医療は相容れないのかもしれませんが、生命に関わるのは神仏の分野。人間ができるのはせいぜい延命措置だけで命を作り出すことはできないし、してはならない。

 最近の医療分野は、どうも倫理を置き忘れて発展しているような気がして、とても危惧しています。