鳳山雑記帳はてなブログ

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聖ヴァーツラフ王冠にまつわるエピソード

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 昔、「ティムールの棺を暴くと恐ろしい事が起こる」という言い伝えについて書いた記憶があります。そして実際1941年6月ソ連の学術チームがサマルカンドの廟にあったティムールの棺を開いて調査したところ、同じ6月のうちに独ソ戦が勃発しソ連は民間人を含めて2000万人近い犠牲者を出しました。

 ただの偶然とは思いたいですが、さらに不気味な事はその棺の中に「この棺を開いた者はさらに恐ろしい者によって打倒されるであろう」と書いてあったとのこと。ただしこの話はその後棺が鉛で厳重に封印され開ける事が出来なくなったので確認することはできません。


 それと似たような話に聖ヴァーツラフ王冠の伝説があります。この王冠はボヘミア(現在のチェコ)王の証となる神聖な王冠で「正当なボヘミア王でない者がこれをかぶれば一年以内に死が訪れる」という伝説があります。

 この言い伝えを知ってか知らずかあえて伝説に挑戦するような猛者は出てこなかったそうですが、第2次世界大戦中、ナチスの幹部でボヘミアベーメン副総督としてこの地に乗り込んできたラインハルト・ハイドリヒが好奇心からこの王冠をかぶったのだそうです。ナチスは結構オカルトにはまっている印象があったんですが、ハイドリヒは合理主義者で王冠の伝説を迷信だと馬鹿にしていたといわれます。

 そして御存じの通り、1942年6月4日ハイドリヒはイギリス政府とイギリスに亡命していたチェコスロバキア亡命政府が送り込んだチェコ人部隊によって暗殺されてしまいます。

 これも伝説が実現したのか単なる偶然かは分かりません。ただ似たような条件で暗殺されなかったナチスの幹部も多かった中での出来事ですから不気味さは残りますね。



 信じるか信じないかは貴方次第です(笑)。