鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

ティムールにまつわる都市伝説

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 私の趣味は2ちゃんねるの歴史板を覗くことですが、英雄ティムールにまつわる都市伝説を仕入れました。といっても信憑性が非常に低いので世界史書庫ではなく日常書庫での紹介となります(笑)。


 と、そのまえに「ティムールって誰?」と仰る方が多いと思うので簡単にご紹介♪


【ティムール(1336年~1405年)。チンギス汗の子孫と称するトルコ系没落貴族出身。チャガタイ・ウルスの分裂に乗じ台頭。事実上チャガタイ・ウルスを乗っ取り、モンゴル帝国2代オゴティ汗の末裔ソユルガトミシュを傀儡の汗として祭り上げ、自分はその下のアミール(軍事指揮官)という巧妙な立場で、四方に遠征を繰り返し西はイラクから東は西トルキスタンにまたがる大帝国を一代で築き上げた。】


 彼の遺骸は首都サマルカンドの霊廟に安置されていたそうですが、近代になるまで不思議に盗掘に合わなかったそうです。


 ところが1941年6月21日、当時はソ連の統治下であったサマルカンドで、ティムールの霊廟はソ連の学術調査隊によってついに暴かれる事になります。


 ティムールは青年時代の怪我で、手足が不自由になりびっこを引いていたとされますが、このときの調査でそれが裏付けられました。


 伝説が正しかったということが分かって調査隊は狂喜します。しかし地元のサマルカンド市民はこれを冷たい目で見ていました。そして怯えていました。というのも「ティムールの墓を暴く者は、”恐ろしき者”にうち倒されるであろう」と昔から言い伝えられていたからです。


 この恐ろしい言い伝えが、ティムールを墓荒らしの手から守っていたのでした。しかし唯物主義のソ連の学者たちはこれを笑い飛ばします。



 ここで、戦史に詳しい方はピンと来たんじゃないですか?そうです。ナチスドイツがソ連に侵攻したバルバロッサ作戦の発動日こそ、まさにその翌日1941年6月22日だったのです。


 ヒトラーの侵略はなんとか撃退できたソ連ですが、兵士市民あわせて1500万人という甚大な被害を出すことになる戦争が起こってしまったのです。


 まあ偶然の一致だとは思いますが、さすがにソ連も懲りたんでしょう。その後ティムールの棺は鉛で封印され二度と開くことができなくされたそうです。