鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

騙された!(苦笑)

 
 
 本日深夜、テレビのドキュメンタリー番組で浜名湖に遺棄された幻の四式中戦車チトを引き上げるという村おこしプロジェクトを取り上げていました。
 
 私はいつ本物が出てくるかと興奮しながら見ていたわけですが、結局最後まで出てこずフラストレーションばかりがたまる内容でした。
 
 
 話題性ばかり盛り上げて実態は何もない水曜スペシャルのような手法に怒りばかりが募りましたよ。テレビで日本の秘密兵器、当時の日本の技術の粋を集めて作られた傑作戦車とべた褒めされてたのも鼻につきます。だいたいそんな御大層な戦車じゃありませんから(怒)。
 
 
 それまでの日本の戦車があまりにお粗末すぎたから立派に見えるだけで、せいぜいM4シャーマンと互角に戦えたら御の字。下手したら向こうの方が装甲貫徹力が高いかもしれないと思ってるくらいですから。もちろんM26パーシングと比べたら完敗間違いなし。
 
 
 20年前くらいに見た空中戦艦富嶽のドキュメンタリーとは比べ物にならない出来でした。あちらはもし富嶽が完成していたら?という夢のある再現ドラマがあって興奮したものですが、四式は量産されてもたかが知れてますからね。せいぜい本土決戦で敵の完全占領を遅らせる程度の活躍しかできなかったでしょう。満洲に大量配備してもT34/85に完敗してたような気がします。
 
 
 もっとも富嶽は当時の日本の技術では(もしかしたらアメリカでも)実現不可能でしたから、あくまで夢なんですがそれだけに面白かった記憶があります。
 
 
 見つからないなら見つからないで、富嶽の時みたいに夢のある再現ドラマを作っていれば見応えもあったんですが、予算の無い地方局制作ではたかが知れてます。しかも砲塔が後ろ向きになってる写真を何度も出したあたり、この人たちどっちが前か知らないのか?という疑いさえ抱きました。
 
 
 ちゃんとまともな写真も残ってるのにねえ(苦笑)。
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 こういう2次大戦もののドキュメンタリーは、無理に能天気な平和主義に纏めないで「空中戦艦富嶽」のような夢のある作りにして欲しい。この超兵器があれば日本は勝てた!みたいなノリが必要です。富嶽は再現ドラマで太平洋を横断して米本土のピッツバーグ工業地帯を爆撃、ドイツ占領下のフランスに着陸。帰途も大西洋、米本土、太平洋と長大な飛行をしてくる映像を出してましたよ。
 
 
 視聴者に夢を与えない屑みたいな反戦平和ドキュメンタリーしか作れないならテレビ制作止めてしまえ!(激怒)。