>>愛知・男性自営業(50)「ロシア、中国、
北朝鮮と、わが国は核
保有国に囲まれており、
これらの国は少なくとも友好国ではない。領土、国民を守るためにも抑止力としての核を考えるべき」
まさに正論だと思いますね。どこぞの異常者たちがほざくように
憲法9条ですべて平和になるというのならともかく、冷静に現実を直視すれば日本の置かれている危機的状況を何も感じない人間はどこか欠陥があるのでしょう。
尖閣問題など昨今の状況をみれば、
日本国憲法の前提条件である「平和を愛する諸国民の公正と信義」を信頼できなくなっている事にいい加減気付くべきです!
国際政治はそんな甘いものではない。私みたいに世界史をずっと眺めてきたものから言わせてもらえば、ポーズとしての平和はあってもそれが永久に続く、あるいは平和を守っていくということが永遠に可能だなんて本気で考えているのは日本人だけですよ。
産経新聞の調査なので若干バイアスがかかっているとは思いますが、
核武装すべき85%というのはやっと日本人がまともになってきたということかもしれません。
だからと言って一朝一夕に
核武装できるわけでもありません。先ずはその前にすべきことはたくさんあります。
例えば敵基地攻撃能力。残念ながら今の日本
自衛隊は
専守防衛の足かせによって攻撃手段を持ちません。かつて朝鮮の
テポドン騒動の時、
アメリカから非公式に
巡航ミサイルを売ってもよいという申し出があったのを断ったことさえありました。
巡航ミサイルは別に核弾頭だけを搭載するものではありません。通常弾頭が主流です。イギリスだけでなくオランダ(ただし財政難から無期延期)やスペインもタクティカル・トマホークを導入した、あるいは導入しつつあるじゃありませんか!軍事評論家故・
江畑謙介氏によれば、日本独自に
巡航ミサイルを開発できなくもない(ASM‐2の改良など)が、ミサイルはできてもその誘導手段であるTERCOM(地形照合)のためのデジタルマップ(
人工衛星による精密な地形データがないとできない)がないため、その情報も含めて
アメリカから購入するのが現実的だそうです。
また江畑氏によればH‐2ロケットの
弾道ミサイル転用も可能だそうです。これはご本人も仰っている通り与太話(液体燃料だと即応性に欠けるので固体燃料にすべき。大気圏再突入時の弾頭部の熱保護技術、目標誘導時の重力補正の問題などクリアしなければならない課題が多い。一番の問題は発射した時それが核であるか通常弾頭であるか分からないので誤解を与えやすい)ではありますが、本気になったらできない事ではないそうです。
これに燃料気化爆弾などのサーモバリック弾頭や
バンカーバスターなどの地中貫通弾頭を搭載すれば(積めるかどうかの技術的問題は別として…)核に代わる抑止力となり得るかもしれません。まあぶっちゃけていうと核はサーモバリック爆弾と
バンカーバスターを同時に落とした以上の破壊力があるんだけどね(苦笑)。
要は今日本が置かれている状況を冷静に観察し、抑止力として最適な手を打つ事。これが一番大切なんじゃないでしょうか?