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派遣会社って、まるでヤクザだな・・・

グッドウィル幹部ら逮捕 「三重」「四重」ざらに… 低い順法意識、業界覆う
6月4日8時1分配信 産経新聞


 グッドウィル(GW)の二重派遣が表面化した背景には、“拡大一辺倒”だった企業姿勢のひずみも浮かび上がる。ただ、日雇い派遣の業界では、三重、四重派遣も横行しているといわれ、業界全体を覆う“順法意識”の低さを指摘する声もある。

 「支店長の口癖は『何でもいいから仕事を取ってこい』だった」。元GW社員は3年ほど前の支店内の様子を振り返る。30代の支店長は、派遣業務の知識がほとんどなかったという。「港湾業務への労働者派遣が違法だということも知らなかった。大丈夫なのかなと思った」と明かす。

 GWに登録していた女性(45)も“いい加減さ”を感じていた。GWの派遣労働者は派遣先に「就業確認票」を持参し、就業時間や勤務態度を記入してもらう仕組みになっている。記入内容は賃金に跳ね返るが、「派遣先ではなく、同僚である派遣労働者が記入していたことがあった。理由を問いただしても明確な返答はなかった」と憤慨する。

 GWは積極的な買収などにより、急速に店舗を拡大させた。関係者によると、東和リースも、かつてGWが買収した人材派遣会社の顧客で、そのまま派遣先として引き継がれたという。

 GWの店舗は、平成13年の153店から19年6月末には1251店まで急増した。関係者によると、急激な拡大路線により、現場は人材不足に陥り、支店長は20~30代ばかりになったという。就職して1カ月で支店長になるケースもあった。「何が何でも売り上げを伸ばせ、という会社の体質がコンプライアンスの軽視につながり、港湾派遣、二重派遣を生んだ」とグッドウィルユニオンの関根秀一郎書記長は厳しく指摘する。

 ただ「低い順法意識は業界全体の問題」という声もある。龍谷大学脇田滋教授(労働法)によると、IT業界などでは三重、四重派遣もざらだという。「中間マージンを取られまくって、労働者の懐に入るのは、派遣先が払った額の何分の1にもなってしまうこともある」

 脇田教授は警視庁が二重派遣にメスを入れたことを評価したうえで、「今回は厚生労働省刑事告発したところから捜査が始まった。悪質な場合、行政がもっと積極的に告発してもよいのではないか」と訴えている。

- Yahoo!ニュースより転載 -

 よく時代劇で口入れ屋が働き口を紹介してやるかわりに法外な賃金をピンはねし庶民を苦しめている場面がありますね。それと構造は同じですよ。行政はもっと積極的に告発すべきでしょう。

 派遣先が払った額の何分の一にもなるって、あんた奴隷のようなもんじゃない。紹介料はどんなに多くても1割以内だよ。派遣社員にも日雇いにも生きる権利があるだろ?同一労働同一賃金、当たり前だと思いますよ。

 大企業ならそれができるでしょう。中小企業は難しいかもしれないけど、そのときは行政が支援すべきなんじゃないの?庶民の暮らしがよくならないのは、こんな事も原因の一つなんじゃないですか?