無尾翼デルタ翼形式を採用している。これは本機のみならず、ミラージュ・シリーズを通じて採用されることが多く、特徴となっている。空気抵抗が小さく高速性を発揮するに有利であり、また翼面積を大きく取れるために運動性も抜群に良い。後述する通り第三次中東戦争においての活躍が、本機の性能の高さを示している。
反面、無尾翼形式はSTOL性能に劣るのが最大の欠点である。当時、空軍ではミラージュ IIIF2によりSTOL性の向上を試みたが艦載機として採用する事はできず、アメリカよりF-8戦闘機を導入した。続くミラージュF1戦闘機では、F2と同様に尾翼つき形式を採用している。
後に、この無尾翼デルタ翼の欠点については、カナードを付加する事によってさほど長所を損なわず改善できる事が発見された。そのためミラージュIIIを近代改修するにおいて、多くの国がカナードを付加しているが、最初に行ったのはイスラエルであった（クフィル）。ダッソー社自身も、ミラージュIII NGでカナードを付加したが、既にミラージュ2000の採用後であり、採用されることはなかった。
－ フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より －
【スペック】Mirage E
全幅：8.22m
全幅：15m
全高：4.5m
主翼面積：35.0
通常離陸重量：9600kg
最大離陸重量：13700kg
エンジン：Atar 09C 1基
推力：41.97kN(ドライ)、60.8kN(A/B)
最大速度：M2.15
海面上昇率：5000m/min以上
実用上昇限度：11000ｍ
戦闘行動半径：647nm
固定武装：30mmリヴォルヴァーカノン2基
兵装：マトラR511空対空ミサイル、マトラR533空対空ミサイル、マトラ・マジック空対空ミサイル、通常爆弾
乗員：1名
欧州で初のマッハ２級戦闘機。実は私、デルタ翼大好きなんです。Ｆ-１０６を紹介したあたりからそんな予感がしてたでしょ？（笑）
ミラージュといえば、フランスの代名詞とも言うべき有名な戦闘機ですが、沓辰呂修虜能蕕領婿叉，任后３芦澆魏圓阿燭畧こΤ胴颪砲睛⊇个気譴泙靴拭
なんといってもミラージュ靴鰺名にしたのは第三次中東戦争でしょう。イスラエル空軍の主力戦闘機として初期の航空奇襲からずっと制空権を握り続けます。戦争後、フランスとの関係が悪化したイスラエルは、この機体を参考に（一説ではモサドがミラージュ垢凌淕未鯑?蠅靴燭箸いο辰癲帖縫優轡Д襪魍発しました。
さらに米国からＦ-４を導入したイスラエルは、Ｆ-４に搭載されていたＪ７９エンジンに変更し、発展させたクフィルを完成させます。
