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立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

古代インド文明の謎

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 まず写真の鉄柱を見てください。インド、ニューデリーのクトゥプ・ミナール寺院にある、俗に「アショーカ王の柱」と呼ばれるものです。
 スーパーミステリーマガジン「ムー」の愛読者ならすでにご存知ですが、何が凄いって4世紀頃建てられた鉄の柱が、ほとんど錆びていないことです。この鉄の柱は純度99.7%、純鉄と言ってよいしろものです。ところがこの純鉄の精製技術は19世紀にならないと発明されないという事実を聞かれたらどうでしょう?いわゆる説明できない古代遺物オパーツの一つです。

 古代インドには太古から受け継がれた高度な金属精製技術が4、5世紀ころまで残っていたそうです。では、その技術はどこからもたらされたのでしょうか?ここからが仮説にはいるので、証明しろと言われてもできないのですが、我慢してお付き合いください。

 6000年ほど前、突如としてインダス河畔に誕生したインダス文明。初めから高度な都市文明として誕生しましたが、忽然と滅んだ謎の文明です。最新の研究ではドラビィダ人が築いたとほぼ推定されます。前15世紀頃、アーリア人の侵入によって南インドに逃れた人々ですが、これほど高度な文明を誇った彼らがなぜアーリア人に敗れたのかも謎です。

 古代インド叙事詩「ラーマヤナ」「マハーバーラタ」には「ヴィマ-ナ」と呼ばれる飛行機としか思えない乗り物が登場します。またミサイルや核戦争を彷彿させる記述もあります。古代人の想像の産物と言うにはいやにリアルなんです。
 ところで、テクタイトという物質を御存知でしょうか。地表の石や砂が超高温で一瞬にしてガラス化した物質ですが、例えば隕石の衝突などでできます。そのテクタイトが散乱する場所がモヘンジョダロ遺跡の郊外にあるのです。伝説では神々の最終決戦の地がまさにここだったと言われています。
 その戦いは光の矢によって大爆発がおこり、敵軍が一瞬にして蒸発したということです。勘の良い読者なら核戦争だとピンとくるでしょう。そのような古代に核戦争があったとは、とても信じられないと思います。しかし錆びない鉄柱、テクタイト、叙事詩の記述、これらを結びつけるには合理的なのも事実。

 あくまで想像の話ですが、「古代インドに栄えた都市文明は現代にも匹敵する技術を開発し、戦争にも使用するようになった。そして核までも発明し使用したため自分たちの文明そのものまでも破壊するようになった。その結果、文明はひどく衰え北方から侵入してきた蛮族アーリア人に征服された。」こう仮説をたてています。

 そういえば、ムー大陸説を唱えたジェームス・チャチワードもその著書のなかで、古代インドにナーガ帝国という文明が栄えていたと紹介しています。さらにモルジブの海底を調べると遺跡が出てくるとも予言しています。私が以前紹介した五島勉の「古代インド、アスカ文明説」にも結びつくのです。
 氷河期で海岸線が大きく後退していた時代の地球に超古代文明が栄えていたという仮説の一つの説明が、この古代インド文明なのではないでしょうか。

 私も、これが事実と言い切る自信はありません。だだ、他に合理的な説明ができないのです。いつの日か、真実が分かる日を楽しみに待っています。