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米海軍、コンステレーション級建造計画中止?

米海軍「新型艦建造を辞めます!」既存艦ベースに確実性重視したのになぜ!? 結局いつもの“悪いクセ”が発動か?


 1973年から1984年にかけて51隻も建造されたオリバーハザードペリー級は、わずか4100トンの満載排水量ながら76㎜単装速射砲、スタンダードSM-1MR艦対空ミサイル、ハープーン艦対艦ミサイル、324㎜三連装短魚雷発射管など対空、対艦、対潜とバランスよく兵装を搭載し傑作フリゲートとして高評価でした。

 ところがその後継として登場したLCS(沿海域戦闘艦)は、高速小型のステルス戦闘艦にモジュール化した装備を搭載し任務に応じ換装するという野心的設計でしたが、逆にそれが仇となりフリーダム級、インディペンデンス級どちらも少数建造に留まりました。というのも、兵装を現場でいちいち換装するのは理想としては素晴らしくとも現実的にはより面倒になるからです。しかも現場と言ってもある程度の施設は必要なわけで、アメリカ本国以外では日本くらいの設備の整っている国でしか不可能でした。

 LCSの反省から、手堅くまとめたのがコンステレーションフリゲートで、私などはペリー級の再来かと期待していたのです。満載排水量7291トンとフリゲートとしては大型の部類に入るのですが、57㎜単装速射砲、SeaRAM近距離防空ミサイル、Mk.41VLS(垂直発射装置)には900㎞の射程を誇る最新の艦対艦ミサイルLRASMや、高性能化したESSM(発展型シースパロー)ブロック2艦対空ミサイル、VLA(垂直発射型アスロック)対潜ミサイル等を搭載し、ペリー級の対空・対艦・対潜能力を拡大させて理想的フリゲートになるはずでした。

 ところが、最初の計画から米海軍は要求を追加しそのたびに設計変更し、安価で調達できるはずが最終的には12億ドル(日本円で1874億円)にまで建造費が膨れ上がりました。イージスシステム搭載ミサイル駆逐艦のアーレイバーク級フライトⅢの建造費が20億ドル(3124億円)ですから、フリゲートにしてはちょっと高すぎな気もします。

 ちなみに日本の場合は、イージスシステム搭載護衛艦まや型が建造費1734億円でコンステレーション級より安くなっています。もがみ型は470億円、比較的コンステレーション級と能力が近いと言われるもがみ型の発展型である新型FFMでも建造費は1048億円程度になる予定です。

 最近の米海軍は迷走を続けているような印象があります。コンステレーション級は、変に要求を水増しせず最初の設計で建造していればよかったと個人的には思います。米海軍は、シナやロシアなど悪の枢軸の海軍力に対抗するため、今後は安価な無人機や小型艦艇を多数揃えるという方針に転換したようですが、その具体策はまだ出ていません。

 いっそのこと日本の新型FFMをアメリカに輸出したらどうだろうと思いますよ。オーストラリア海軍が採用し、ニュージーランド海軍も採用しそうですから、共同運用するには便利なのでは?調達費もコンステレーション級ほど高価にはならないと思いますがね。オーストラリアの新型FFM調達価格も864億円くらいになりそうですしね。まあ最終的に日本同様1000億円をちょっと超える程度にはなりそうですが。

 オリバーハザードペリー級大好きな私としては、その正統後継であるコンステレーション級建造計画中止は非常に残念です。