鳳山雑記帳はてなブログ

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アメリカさん、本気なんだな

ブリンケン米国務長官チベット亡命政府と会談、チベット問題でも積極的な姿勢…中国側は猛反発!

 ウイグルの人権問題はアメリカだけでなくヨーロッパ各国にも飛び火し、ウイグル人の奴隷労働で作られた新疆綿の取引停止まで進んでいます。おそらく他の商品にも拡大するのは時間の問題でしょう。世界市場からシナ製品の締め出しという経済制裁に発展します。そしてアメリカはついにチベット問題にも介入し始めました。

 これまでのアメリカはシナ共産党政府を刺激するからとウイグルにもチベットにも沈黙を保っていました。台湾にすら表立っては援助するのを避けていたくらいです。ところが前トランプ政権から空気が変わってきました。シナが外交をうまくやっていればここまで破滅的な事にはならなかったと思いますが、経済発展で自信をつけ戦狼外交などという横車を押し始めたために周辺諸国全てに喧嘩を売り味方が一つもない孤立無援状態に陥っています。

 おそらく追い詰められたシナはそう遠くない時期に台湾侵攻を決断するか南シナ海で西側諸国と小競り合いをするか紛争を起こすと思います。欧米が人権問題を持ち出したのは、シナ共産党政府が絶対に妥協できないからです。トランプ政権の時は経済重視だから妥協の余地もあったが、米民主党政権は人権を売りにしているためにバイデンもおいそれとは妥協できない。シナ側も妥協したら習近平の命が危ないですからね。個人的にはシナ共産党政府が侵略したウイグルチベットはもとより内モンゴルも独立すべきだと思います。香港も独立して民主国家として存続すべき。理想的なのはシナ共産党政権が崩壊しいくつかの民主国家が誕生することですが、現実には軍閥が割拠する戦国時代に突入するんでしょうね。

 ちなみに内モンゴルが独立したとしても外蒙古モンゴル国(1992年社会主義放棄で人民共和国から改名)との統一は不可能だと思います。チンギス汗以来の正嫡争いで外蒙古のハルハ部と内蒙古のチャハル部には深刻な対立があるためです。それはともかく、シナ共産党政府による異民族支配、特に民族弾圧は絶対に見逃してはいけない悪だと考えます。

 シナ共産党政府が民主的な統治をし各民族の自治を認めて緩やかな支配をしていたら起らなかった問題なんでしょうけどね。ただ、あの広大な大陸を支配するためには武断政治しかないのでしょう。民族自治を広範囲に認めると国内の収拾がつかなくなりますから。ともかく、シナ大陸の王朝は歴史上統一と崩壊を繰り返していますから、共産党政権にも崩壊の時期が近付いたという事なのでしょう。

 その意味でアメリカ政府のチベット亡命政府との接近、私は大歓迎します。