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支那事変における『点と線』批判に対する再批判

 1937年盧溝橋事件から始まる支那事変。上海、南京、北京、武漢三鎮と重要都市を占領したものの、蒋介石政権が四川省重慶に立て籠もって徹底抗戦したため泥沼化。国府軍(国民政府の国民革命軍)は精強な日本軍に対抗できないため正面からの衝突を避けゲリラ戦に徹し日本軍は広大な支那大陸で点(都市)と線(都市間を結ぶ補給線)しか維持できず、大東亜戦争勃発で次第に支那戦線の重要性は薄れ1945年8月15日の終戦とともに支那でも戦闘が終わったと皆さんは理解していると思います。

 大筋では間違いなんですが、『点と線』に関して軍事に関し学べば学ぶほど批判が的外れでむしろ当然ではないかと理解するようになりました。日本陸軍支那派遣軍は70万人から80万人くらいで推移し終戦時でも105万人ほどしかいませんでした。近代戦では後方の警備兵をいかに少なく配備し前線に全勢力を集中できるかがカギで、必ずしも面を支配する必要はないばかりか、面支配にこだわればこだわるほど前線に投入できる兵力が減り戦争自体が長引くという悪循環に陥ります。

 ですから補給拠点である『点』と拠点同士、前線を結ぶ補給線(兵站線)だけを守るのが当然なのです。『点と線』批判をする者は戦前の日本に対する悪意を持った反日左翼か、まったく知識がない軍事のド素人だと白状しているようなものです。

 欧米では大学でも軍事を教えるほど常識化していますが、戦後日本は軍事に関するあらゆる知識を忌避したため世界でも稀なほど軍事知識のない平和ボケ国民ばかりになりました。731部隊に関してもそうです。731部隊とは関東軍防疫給水部本部の秘匿名称(通称号)で、防疫給水部全体の秘匿名は満州第659部隊です。防疫給水部とは聞きなれない名前だと思いますが、部隊の兵士を細菌感染から守り安全な水を供給するための部隊で、けっして細菌戦を研究するための部隊ではありません。日本で細菌戦を専門に研究していた部隊は別にあり、陸軍登戸研究所がそうです。

 防疫給水部は各国で名称こそ違えど近代軍隊組織には不可欠な部隊で、それがない軍隊は前近代的馬賊とか流民の暴兵の類です。ですから731部隊支那戦線やビルマ戦線に出張し細菌戦を行ったなどという主張は欧米では通用しないばかりか、「性質の悪い冗談だ」と嘲笑されるレベルだと思いますよ。こんなデマを信じる方がよほど恥ずかしい。731部隊はあくまで関東軍内の組織。しかも部隊全体を指す秘匿名ですらない。支那派遣軍ビルマ方面軍に勝手に出張ることなど軍組織上あり得ないし、越権行為で軍法会議ものです。

 おそらく扇動元の支那共産党は当然知ってて悪意を持って流しているんでしょうが、その手先である日本共産党マスゴミ反日野党の連中は、軍事知識ゼロの愚かな日本人なら簡単に騙せるだろうと徹底的に馬鹿にしているんだと思いますよ。いい加減我々も歴史の真実を学びましょう。支那事変の『点と線批判』も的外れなら731部隊など悪意以外の何ものでもありません。

 反日売国勢力に騙されないように正しい軍事知識を学ぶ必要があります。一般の方は初歩の初歩で十分です。そうすれば日本の国防にも関心が持てるしどれが正しいかも判断できると思います。専守防衛がミサイル全盛の現代戦では本土決戦とイコールで全く通用しない概念、ミサイル防衛は完璧にはできず被害は必ず生じ国民に犠牲者が出るので、それを防ぐためには敵基地攻撃能力でミサイル基地や敵指揮中枢を先制攻撃で叩く以外に日本を守る手段がない、くらいの常識は身につけてほしいですね。

 皆さんは反日勢力の『点と線批判』、731部隊の悪意を込めた嘘に関しどのような感想を抱かれますか?