鳳山雑記帳はてなブログ

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安倍総理、無責任な国防発言は厳に慎んで欲しいんですが

【安全保障】安倍氏韓半島の緊張を理由に「敵基地攻撃能力保有も検討」

 

 突然のイージスアショア計画中止、反日パヨクは大喜び、日本の国防を真剣に考える保守層はがっかりしました。木曜日の真相深入り虎ノ門ニュースにひげの隊長こと佐藤正久参議院議員が緊急出演されました。佐藤さんも中止決定は寝耳に水で大変驚いたとのこと。普通このような重要な国防方針の転換は代替案を決めてから発表するのが筋で、思い付きで突然決めるものではないと佐藤さんは厳しく指摘しておられました。私も全く同感です。

 その上で佐藤さんは官邸に「では敵基地攻撃能力獲得に国防方針を大きく転換したのか?」と尋ねたところ、どうもそうではなくまだ迷走中だという印象を受けたそうです。これは深刻ですよ。軍事の専門家である佐藤さんにもあずかり知らぬところで勝手に中止を決めることにも驚きましたが、代替案を決める前に中止したことはさらに衝撃でした。無責任極まります。

 佐藤さんは、敵基地攻撃能力と言ってもミサイルだけ持っても不可能で、偵察衛星も要れば無人偵察機も要る。スパイを送り込んで北朝鮮内部のミサイル基地の場所を特定する必要もあるので非常に時間がかかるとも仰っていました。だいたい安倍総理は敵基地攻撃能力を今まで否定してきたんですよ。少なくとも消極的態度でした。それが今になって急に敵基地攻撃能力検討と言い出しても信用できるはずがない。

 もちろん私もイージスアショアよりは航空機発射、艦船発射、潜水艦発射のタクティカルトマホークその他の巡航ミサイルが必要だと思うし、こっちの方がはるかに安上がりで抑止力になると思います。ならば準備をこれまで周到に進めるべきでした。安倍総理が今になって急に敵基地攻撃能力保有と言い出したのには、保守層から「イージスアショアの代替案があるのか?」と批判されたのでそれをかわす目的ではないかとすら邪推します。

 今回のイージスアショア計画停止、河野太郎防衛大臣の株も大きく下がりましたが安倍総理の信用自体かなり低下したと私は思います。ただ決定したことは仕方ない。言い訳で終わることなく安倍総理には本気で敵基地保有能力獲得を実行してもらいたいですね。国防を蔑ろにすることは絶対に許せません。皆さんは今回の総理の発言、どのように思われましたか?