今後の世界史記事の更新予定
一方、オリエント興亡史、七年戦争、ポーランド・リトアニア合同に関してはいまだ手付かずです。これらは資料もある程度そろっているので気力さえあれば書けます。ただこれから年末にかけては支那史です。五代十国から北宋に関してはすでに後周の世宗と宋の太祖趙匡胤は書いたので書かなくてもいいかなと思っています。これ以外の人物は屑ばかりですので。思想史として王安石はちょっと興味あります。岳飛もかな?
モンゴルに関してはユーラシア史としてグローバルな視点で書くかもしれませんが、一部フラグの征西は詳しく書いているので後回しします。残りは、明と清です。明も太祖洪武帝は詳しく書いたので通史としては書きません。書いたとしても永楽帝と万暦帝くらい。明王朝最後の皇帝崇禎帝に関しては清王朝の勃興、李自成の乱と絡めて書く予定です。
実は、清の歴史を描くためにイメージ作りとして司馬遼太郎の「韃靼疾風録」を読み終えました。過去何度も読んでいるんですが、やはり面白い。この作品は司馬遼太郎最後の長編で文庫本で上下巻1000ページくらいあります。女真族の皇女アビアが長崎県平戸に漂着しそれを平戸藩松浦家が保護します。藩士桂庄助は主君松浦侯の命で彼女を無事故国まで送り届ける事になりました。
時代は女真族に現れた一代の英傑ヌルハチの勃興期にあたり、庄助は二代皇帝ホンタイジの知遇を受け英主摂政王ドルゴンとも知り合います。かつてのアビアの許嫁バートラとの友情、数奇な運命からアビアと結婚する庄助。
明と清(ヌルハチが建国)との戦争は、明が農民反乱に過ぎなかった李自成に隙を突かれ滅ぼされたことをきっかけに大きく動きました。山海関の守将呉三桂は、愛人陳円円を反乱軍に奪われたことから激昂、あろうことか敵であった清に降伏し長城内に清軍を引き入れる始末。そしてこれが清帝国成立に繋がるんですから歴史は分かりません。
詳しくはこれから書くとして、この時代に興味ある方韃靼疾風録は傑作ですよ。まだお読みでない方は図書館にもあると思うのでご覧ください(笑)。
何でこのような記事を書くかというと自分を追い込むためなんですね。じゃないと怠け者ですから自分に言い訳して書かないんですよ(苦笑)。まあ、誰も興味ないと思いますが、一応今の私の心境を記しました。