1995年開発開始、老朽化したアメリカ製M48に代わる新型戦車として開発が始まった韓国K2戦車。最初から55口径120㎜滑空砲を搭載し、機動力命中率が大幅に向上し、日本の90式戦車をはるかに凌駕する高性能戦車(韓国談)となるはずでした。
ところが、一番肝心な国産パワーパック(エンジン+トランスミッション)の欠陥が露呈、軍の要求性能を満たさないことが分かり、急遽要求を下げて無理やり採用という離れ業(ヤケクソとも言う)を演じた曰くつきの戦車です。
結局韓国国産ではどうにもならずドイツからパワーパックを輸入しその分だけは生産(100両くらいかな?)して軍に引き渡されたはず。残りはドイツの技術協力で国産品を開発し搭載するはずでした。それがこの体たらく。
その上、パワーパックの修理はドイツでという契約だったのに、勝手にブラックボックスを開けドイツが激おこ。リバースエンジニアリングリスクを考えてパワーパックの価格が大幅に上がりドイツ製パワーパックはこれ以上導入できなくなりました。まさに自業自得。
600両導入の予定が、おそらくこのままぽしゃるでしょう。実はその前のK1A1戦車も105㎜砲で設計されていたK1戦車に無理やり120㎜砲を搭載したため故障が相次ぎ満足に運用できないそうです。K1はなんとか動くそうですが、韓国陸軍の戦車兵はアメリカ製のM48が一番信頼できるとこぼす始末。K1ですらしょうもない故障が続発しているそうです。
日本は韓国がK2戦車で迷走している間、10式戦車を開発しました(笑)。ほんと韓国どうする気だろ?正直北朝鮮相手ならM48でも十分だと思うんだよね。韓国はM60戦車に準じた53口径105㎜ライフル砲に換装したM48A5Kが主力のはずだから北朝鮮のボロ戦車には余裕で勝てます。
ただ問題はM48が古すぎてまともに動くかどうかということ。特に朝鮮人は整備などまともにしないしできないだろうからおそらく駄目でしょうね。固定砲台として使うしかないか?1970年代に導入したF-4EJファントムを未だに使い続けてるのは日本が職人芸で整備してるから。メンテナンスがいかに重要かわかりますね。