戦時にはこの中から必要な部隊を抽出して前線に派遣します。ちなみに保有数ですがF-15A/B/C/Dの戦闘機系列で500機弱、戦闘爆撃機F-15Eストライクイーグルで225機、F-16A/B/C/Dで1400機弱、F-22ラプターは145機(2007年10月現在)と桁外れの実力を持っています。そのほか多数の爆撃機、攻撃機、AWACS(早期警戒管制機)E-3系列で32機など数カ国が束になっても敵わないような実力組織です。
空軍参謀本部の下に10個のコマンド(軍団と訳すことが多いが陸軍の軍-軍団の関係と紛らわしいのでそのままコマンドと表記)があり、それぞれ数個の航空軍(AF)を持ちます。
航空軍は数個の航空団(Wing)、航空群(group)あるいは直接飛行隊(Squadron)で構成されています。
飛行隊(Squadron)は、飛行大隊あるいは飛行中隊と訳される場合が多いですが航空部隊の基本単位で単一の機種(戦闘機だけ、あるいは爆撃機だけ)で構成されます。12機から24機の場合が多いです。複数の小隊を隷下にもちます。
分かりやすく書くと大きい方から
◆コマンド
◇航空軍
◇航空団(ウイング)
◇飛行隊(スコードロン)
◇飛行小隊(フライト)4機
◇編隊(エレメント)2機
となるわけです。
上表の主要作戦機は2008年のデータなので現在では若干変動があるかもしれません。例えば第174戦闘飛行隊は2008年F-16戦闘機をすべて無人機(UAV)のMQ-9リーパーに改編しています。今後無人機の割合は増えて行くかもしれません。
日本の航空自衛隊も無人機の本格運用を考えた方が良いかもしれませんね。リーパーやプレデターは偵察だけではなくヘルファイア空対地ミサイルや各種誘導爆弾の運用能力を持ちますから。支那が現在進行形で侵略をしてきている以上日本も対抗手段を取るべきです。