鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

米陸軍戦闘機に関する与太話   第2次大戦編

 どうでもいい情報で1本記事を書くほどでもないようなネタを記します(笑)。
 
 
 
 
①1500馬力程度のエンジンでなんであんな高速(706km/h)出るんだ?という疑問の回答。空気抵抗を減らすためにラジエーターを胴体下やや後方に配置した同機ですが、冷却水を冷やした後熱をもった空気を後方に排出する排気口の設計も絶妙で(”も”ということはそれ以外も絶妙ということやね 笑)、だいたい50km/hくらいの増速効果があったとか。なるほど納得です(笑)。
 
 
②イギリス人はマスタングをあまり褒めたくないとか。なぜかというと同じマーリンエンジンを積んだスピットファイアと比較されるから。ただしスピットからマスタングに改編した航空団がかなりあった事は内緒(爆)。
 
 
アメリカ陸軍も最初はマスタングにまったく期待してなかった。そこでアパッチという平凡な名前を付けた。ところがイギリスに輸出したP51がマーリンエンジン換装で超高性能機に生まれ変わったため慌てて正式採用。イギリスが名付けたマスタングが有名になったため渋々正式名称にしたそうな(苦笑)。
 
 
 
◇リパブリックP47サンダーボルト
 
 
①排気タービン装備で高高度性能ばっちり、重武装重防御、アメリカ自慢の新鋭機。早速捕獲したドイツのフォッケウルフFw190と模擬空戦でテスト。高度6000m以下では、運動性の違いで完敗。あれ?あれ?別にこっちは高高度戦闘機だからノープロブレムだと開き直る。
 
 「空戦で危なくなったら頑丈さを生かした急降下で逃げればいいのだ!」そこで誰かが冷静な突っ込み。「でも逃げれば自機は安全だけど護衛されてる爆撃機は困るよね?」「…」
 
 そんなこんなで結局護衛戦闘機の主役はP51になったそうな。
 
 
②P51に役目を奪われて重爆撃機の護衛としてはお役御免になったサンダーボルト。9トン近い巨体はほとんど排気タービン関係と防弾関係で占められ燃料の搭載スペースが少なくイギリス南部から出撃してもドイツ国境にせまるのがやっと。一方P51マスタングは同じ条件でドイツ本土奥深くまで侵攻できる。機体性能以前に、航続距離の差でこうなるのは明らか。
 
 そこで、P47を生かせる道はないかと考えられた。機体は頑丈、大出力エンジンで搭載力バッチリ!爆弾搭載量最大1.1トン。
 
 「なんだ地上攻撃に仕えるじゃないか!」ということで西部戦線ではヤーボ(戦闘爆撃機)として大活躍しました。偶然とはいえ、空冷エンジンは液冷とちがって被弾に強いんです。液冷は冷却系をやられると3分でエンジンが止まる。
 
 
 でも、ということは排気タービン要らなかったんじゃ…(爆)。