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マヤ文明の謎

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 皆さん、マヤ文明をご存知でしょうか?AD300年ごろからメキシコ、ユカタン半島を中心に階段ピラミッドなど高度な建築物で栄えましたが、9世紀ごろには早くも衰退が始まり、最終的にはわずかに残った都市国家が1697年、スペインに併合され滅びました。

 この文明、高度さと原始的なものと混在する不思議な文明なんです。まず青銅器・鉄器などの金属器を持たない。車輪の概念は知っていながら、実用化していない。家畜の類を飼育していない。にもかかわらず高度な建築技術を持ち、数学・天文学も発達し、なんと火星、金星の軌道も計算していたそうです。それをうけ暦も精巧に作られマヤ暦として有名です。20進法を採用しゼロの概念もありました。医術も発達しなんと心臓移植までしていたといいますから驚きです。
 一説によると、これを見ていた原始的なアステカ人が魔術的儀式だと勘違いし、生贄から心臓を生きたまま取り出し神にささげる儀式を始めたとか。

 数々の謎を秘めたマヤ文明ですが、最大の謎はなぜ滅びたか?です。都市の遺跡をみても、戦争の跡も破壊の跡もなく、忽然とジャングルに消えたと見られています。ムーの読者だったら、彼らはアトランティス人の末裔で、地下都市に逃れた、とか言いそうですが、最近読んだ桐生操さんの「世界史の謎」という本になるほどなと納得する原因が書かれていたので紹介します。

 マヤ人たちは、病気にたいする免疫力が他の民族より弱かったとするものです。古代マヤ人神官や古代インカの王のミイラには、現人類には見られない「A型アルファC型」という特殊な血液型が見つかっているそうです。また頭骨の頭蓋と顔の比が、ヨーロッパ人が3対1なのに対してマヤ人は5対1です。
 やはり、マヤ人は特殊な民族なのでしょうか?5対1という比を持つ人類は、氷河期のおわりに南アフリカに住んでいたボスコップ人だけだそうです。そういえば南アフリカでも謎の遺跡「グレートジンバブエ」が見つかっていますよね。
 メキシコに侵入してきたアステカ族など未開人が持ち込んだ伝染病に、マヤ人が免疫を持たず滅んでいったと言われています。

 そういえば、アステカ文明もスペイン人が持ち込んだ天然痘の免疫を持たず、全人口の半分が死滅した事実もあります。
 多くの謎を抱えたまま、ジャングルに忽然と消えたマヤ文明、完全に解明されるのはいつの日でしょうか?