鳳山雑記帳はてなブログ

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リビアはたいへんな事になっているみたいですね

リビア】米軍のB-2スピリット爆撃機が空港に爆弾を投下

 
アメリカのCBSニュースが伝えたところによれば、アメリカのB-2戦略爆撃機3機が
リビア最大の空港に対して、40発の爆弾を投下したことが明らかになった。
 爆撃の詳細については伝えられていない。昨日19日には、
リビアの軍事施設へのロケット攻撃および空爆が行われていた。

 アメリカとイギリスの軍艦は、110発以上の「トマホーク」巡航ミサイルを発射したほか、
フランスの航空機が空からの攻撃を行った。

 リビアへの国際介入軍へは、アメリカ、イギリス、フランス、ノルウェー、スペイン、
デンマークが参加している。またカタールも参加を希望している。

 リビアのテレビ放送によれば、ロケット攻撃の結果、48名が死亡し、約150名が負傷したとのこと。

http://japanese.ruvr.ru/2011/03/20/47689026.html
参考画像 B2爆撃機
http://www.aircraft-list.com/keywords/B-2_Spirit/B-2_Spirit_1.jpg
 
               - 2NN2ちゃんねるニュース速報より -
 
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 日本が大災害の報道一色になっている中で、リビアではとんでもない事になっています。
 
 反政府軍の攻勢が頓挫し、空軍力を持っているカダフィ政府軍が巻き返し内戦は泥沼化かと思っていたんですが英仏主導の軍事介入方針に米軍も加わったようです。どちらかというとアメリカは反政府軍が勝ってイスラム原理主義政権ができる事を嫌い消極姿勢だったように考えていましたが国際世論に負けたという事でしょうか?
 
 
 カダフィが国民を巻き添えで空爆したのがまずかったみたいです。今回の攻撃にはアラブ諸国の中でも参加を検討している国があるそうですから国際世論の流れがカダフィ攻撃に傾いたと分析してのアメリカの決断でしょう。
 
 
 一旦参加するとなったら本気になるのがアメリカ。私は飛行禁止空域を設けて違反して飛行するリビア空軍機を撃墜するだけかと安易に考えていましたが、いきなりトマホーク巡航ミサイルで軍事施設攻撃とは恐れ入りました。これじゃ本格的戦争じゃないですか!!!
 
 こういう時に不謹慎かもしれませんがイギリスのタイフーンとフランスのラファールが実戦参加するのってもしかして初めて?戦争に巻き込まれるリビア国民の皆さんには申し訳ないですが、これでタイフーンの実戦能力が分かりますね。日本政府と防衛省は真剣にウォッチしているのだろうか?F-X(F-4退役に伴う次期戦闘機計画)にも関わる問題ですよ!災害で頭がいっぱいでそんな余裕はないでしょうけどね無能政府は(呆)。
 もっとも最初の攻撃で空軍基地はほぼ壊滅したはずですから(頑丈なシェルターに格納されていれば別ですが…)、リビア空軍のミグやミラージュとの本格的空戦は発生しないでしょうが。
 
 アメリカもいきなりB-2とは恐れ入った!まあそれがアメリカの戦争における常套手段ですけどね。序盤に巡航ミサイルステルス爆撃機で空軍基地、レーダー、防空施設、通信施設、指揮中枢を潰して安全を確保してから空爆に入る。
 対地攻撃がメインだとタイフーンの出る幕はあまりなさそうだけど。ストームシャドウでのスタンドオフ攻撃くらいか?英空軍も対地攻撃はトーネードが主役でしょうから。
 
 
 しかし、まさかリビア騒乱が大戦争に発展するとは思わなかった(驚)。今後注目しなければならないニュースです。