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リパブリック F‐105 「サンダーチーフ」

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F-105 サンダーチーフ (F-105 Thunderchief) はアメリカのリパブリック社が開発した軍用機。単座単発(F/G型は複座)の戦闘爆撃機で、同社のF-84の後継機である。その爆撃能力は軽爆撃機というジャンルを不要にし「FとBを付け間違えた」とさえ呼ばれた。しかし、決して戦闘機としての本質を失った訳ではなく、ベトナム戦争では主に爆撃を行いながらも、北ベトナム機を 27.5機撃墜している。今でいうマルチロールファイターの先駆けであるとも言える。愛称は「サッド」(Thud)。

                  - フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より -

【諸元】
乗員: 1
全長: 19.63 m (64 ft 4.75 in)
全高: 5.99 m (19 ft 8 in)
翼幅: 10.65 m (34 ft 11.25 in)
翼面積: 35.76 m2 (385 ft2)
空虚重量: 12,474 kg (27,500 lb)
運用時重量: 16,165 kg (35,637 lb)
有効搭載量: 6,700 kg (14,000 lb)
最大離陸重量: 23,834 kg) (52,546 lb)
動力: P&W J75-P-19W アフターバーナーターボジェット, (26,500 lbf) × 1

【性能】
最大速度: 2,208 km/h (1,192 kt) (高度11,000 m(36,000 ft)時)
戦闘行動半径: 1,259 km (680 nm)
フェリー飛行時航続距離: 3,553 km (1,918 nm)
実用上昇限度: 14,783 m (48,500 ft)
上昇率: 195 m/s (38,500 ft/min)
推力重量比: 0.74
武装
固定武装: 20 mm M61バルカン砲 × 1 ,(装弾数1028発)
爆弾: 5基のパイロンに14,000 lb (6,700 kg)の通常爆弾又は3発の核爆弾搭載可能
ミサイル:
AIM-9 サイドワインダー 空対空ミサイル
AGM-12 ブルパップ 空対地ミサイル
AGM-45 シェライク 対レーダーミサイル
AGM-78 スタンダードARM 対レーダーミサイルなど

アビオニクス
NASARR R-14A radar レーダー
AN/ASG-19 Thunderstick レーダー,FCS
AN/ARN-85 LORAN (AN/ARN-92 in Thunderstick II-modified aircraft)


 同社のレシプロ機、P‐47サンダーボルトと比べるとほっそりした機体のジェット戦闘機。ただ搭載能力はP‐47譲りで6.7t。3発の核爆弾さえ搭載できました。

 ベトナム戦争当時、サンダーチーフは主に爆撃機として使用され敵Mig17から撃墜されるという事件が起こります。これで戦闘機失格という烙印を押され、マッハ2級の速力を誇る当機に、マッハ1級のF‐100戦闘機が護衛につくという屈辱的扱いさえ受けました。

 これでパイロットが奮起したのでしょう。結局Mig17を1機も撃墜できなかったF‐100に対し、サンダーチーフは撃墜記録を残しています。このときは爆弾を投棄して戦闘したので、能力はあったのです。サンダーチーフでなくとも、爆弾をたくさん抱えている状態では満足な対戦闘機戦闘はできません。

 いやあ、センチュリーシリーズはいい!!!