鳳山雑記帳はてなブログ

立花鳳山と申します。ヤフーブログが終了しましたので、こちらで開設しました。宜しくお願いします。

いつも真面目な話題だけでもなんなので、たまには突っ込みどころ満載のお笑いネタでも♪

【雑学】第三次世界大戦勃発で東京五輪は開催不可能に!? 『月刊ムー』が予測する“最悪のシナリオ”


 最初に白状しますと私はかつて(中学~大学)月刊ムーの愛読者で、かなり信じていた痛い人でした(爆)。さすがに社会人になって厳しい現実と向き合うようになってからはあからさまには否定しないまでも一種の娯楽として楽しめる悟りの境地にはなったと思います。一部(ベリコフスキーの宇宙論とか)は見るべきところもあるという評価はしてますが…。

 それを踏まえて今回の記事に突っ込み。

「盲目の預言者ババヴァンガの予言はあまりにも当たるので、 母国ブルガリアでは国家機密に指定されています。 
彼女は’96年に亡くなっていますが、『アメリカ44代大統領は黒人』 そして『任期中に失脚する』との予言を残しています。 オバマ失脚後のアメリカ政治の混乱は世界に波及するでしょう」 

オバマってたしかに第44代大統領で当たってるけど、任期はあと1年ちょっとですよ。2017年1月でしょ。すでにここから外れかけてますがwww。あと失脚の要素って皆無ですよ。国家的背信行為が明らかになるというスキャンダルでもない限り。まだ暗殺という方が現実味ある。というかアメリカ大統領という強大な権力の持ち主が任期中に失脚するという事自体リアリティに欠けると思いますがね(苦笑)。



「例えば、イスラエル建国の’48年から’50年にかけて、 日食あるいは月食が7度連続で発生。 
また、イスラエルが東エルサレムを“奪還”した「6日戦争」(第三次中東戦争)が起きた’67年から’69年にかけて9度連続で発生している。 」

→すみません、第3次中東戦争イスラエルの国防上の都合で起こされただけで日食も月食も関係ありませんよ。偶然その時期になっただけ。文句があるなら反イスラエル陣営を主導したエジプトのナセルと、それを後押ししたソ連に言ってくれ。東エルサレムも全く重要じゃない。シナイ半島ゴラン高原の占領の方が軍事的にも国際外交的にも大問題ですよ。



イスラエルを建国し、エルサレム旧市街を取り戻したユダヤ人が、次に願うのは何でしょうか。それは、第三神殿の建設です」 

→普通のまっとうなイスラエル人は国家の安寧を願うと思うんだけど…。第三神殿建設を強行したらおとなしくなっていた周辺アラブ国家が激高してそれこそ大戦争になるよ。たしか第三神殿の建ってた場所って今はイスラム教第三の聖地岩のドーム(伝説ではムハンマドが昇天した場所だと言われる)が建ってるでしょ。壊さないと神殿建設できませんよ。昔12億人いると言われたイスラム教徒(現在は20億人くらい?)の怒りはすさまじいものになるだろうね。ユダヤ人がそんな絶望的に空気が読めない朝鮮人のような民族ならイスラエル国家はすでに消滅してます。大嘘の南京大虐殺記念館に抗議一つしないヘタレ日本政府とは違うんだから(呆)。




 突っ込みどころ満載でこれ以上はお腹いっぱいなので止めておきますが、第3次世界大戦は私も起こると思います。ただ、中東発ということは現実的にはあり得ない。中東の場合は各国の利害が複雑に絡み合っているので戦争が起こったとしても限定的な中東戦争で終わるでしょう。しかもエルサレム第三神殿建設強行が原因だとなると欧米も介入しにくい。自業自得ですからね。

 私が現実的に一番心配しているシナリオは、南シナ海問題です。支那南沙諸島を要塞化してますよね。オバマがヘタレの対応をしてるので、確実に数年後支那は東アジア大動脈のチョークポイント、マラッカ海峡を抑えにかかります。そうなると資源の輸入で生きながらえてる日本は完全にアウト。そればかりでなく極東アジア各国、東南アジア各国、へたしたらオセアニア各国も厳しい状況になると考えます。

 そのため日本は今回安保改正法案を通したんです。反対派は国賊と言って良い。それでもアメリカが介入しない事にはこれらの国は手も足も出ません。アメリカにとっても支那の横暴を放置することは、アメリカの国際戦略そのものを破壊しかねませんから介入せざるを得ない。でないと同盟国日本やオーストラリアの信頼を失い、世界中から信用されなくなる。

 スピリチュアルや予言の類の人って、こういう現実的な事を言ってる人皆無なんですよね。もしいたら紹介してほしいくらい。国際情勢の分析も素人でも突っ込めるほど間違っている。だから私は、彼らに言いたい。もっと現実社会を勉強しろって。最低限の知識を持たないと万が一予知能力があるとしても(かつてのムー愛読者としてはここは認めて上げましょう 笑)、現状分析で頓珍漢な事を言ってしまう。結果、まともな社会人は信用しません。


 オカルトと現実的なもののバランスは、私の大好きだった推理作家高木彬光さんくらいがベストだったと思いますよ。私は高木さんの占いの本とか何冊も持ってますが、ベースが常識的なところにあるので安心して読めますから。これが飛鳥昭雄になると完全にネタと化すんですよね(爆)。


 ということで『月刊ムー』よ、もっと勉強しろ。同じ学研だから歴史群像の編集スタッフに学んだら?最低限の国際常識くらいは教えてくれると思いますよ(苦笑)。ここままでは編集部も愛読者も痛い人だらけになってしまうwww