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『ハーツオブアイアンⅢ』  ついに出た超弩級ストラテジーゲーム

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 私が第2次大戦を扱ったコンピュータシミュレーションゲームで、リアルさといい遊びやすさといい最高峰のゲームだと評価した「ハーツオブアイアン供廖その続編靴隆袷監鐱楔貳任発売されたのは去年の12月。

 Pentium2.4GHz以上、メモリー2GB以上というものすごいハイスペックを要求されるゲームで、今まで購入を控えていました。しかし体験版があるという情報を得て今回さっそくダウンロードした次第です(笑、まだ製品版は買ってません)。


 画面を見てもらうと分かる通りリアルさはさらに向上し、ボードゲームっぽい画面になっています。私のパソコンで動くかどうか心配だったのですが、Core2Duo2.26GHz、メモリー2GBで何とか動く事は動きました(汗)。ただ快適に遊ぶにはCore2Duo3GHz以上、メモリー4GB以上はあったほうが良いような印象です。

 そんなハイスペックマシン、持ってる人の方が少なそうですが(苦笑)。



 ゲームに関しての感想を少々。体験版では1939年から始まる大戦勃発シナリオの最初の4カ月を遊べるみたいです。選べる国家も独・英・仏・ポーランドの4国のみ。


 今回は陸軍の部隊編成もよりリアルさが増しました。前作では既存の師団に砲兵などの旅団を加えて編成してましたが、今回は師団編成そのものをカスタマイズできるみたいです。

 通常の3単位編成(歩兵旅団3個、砲兵旅団1個)にしてもいいし、自分は機甲戦重視だというなら戦車旅団3個、自走砲旅団1個にしてもいいんです。この場合は機甲師団(独では装甲師団ソ連では戦車師団)になりますね。もちろん戦車旅団2個、自動車化歩兵旅団2個のような変則的な編成でもOKです!




 ここでこの記述はおかしいと気付いた方はそうとうの軍事通です。旅団じゃなくて連隊だろ?と思ったあなた、正解です。通常師団は連隊で組まれる編成が普通です。

 が、そう思った方もまだまだ素人の域をでていませんね(笑)。おそらく私の想像では、ゲーム上の旅団は日本でいう連隊の上部組織の旅団ではなくイギリスの編成のように旅団の下部組織に連隊ではなく直接大隊が来るような小規模旅団の事だと思います。

 そうでないと前作の師団に旅団をくっつけて編成するというのもおかしなことになりますから。



 …素人おいてきぼりの記述でごめんなさい。そこまでリアルさが増したという事なんです。

 しかも今回の特長は、前作では軍までしか纏められなかった編成が、その上部組織の軍集団(方面軍など各国呼び名は違う)までできるようになったことです!


 そして軍集団に直接命令を下すと、AIがその下部組織に命令を伝達し勝手に戦争してくれるという優れ物です。さすがに前作の弱点だった上陸作戦は下手ですが、今回の陸戦はそこそこやってくれるそうです。


 また内政、研究開発、貿易、外交もAIまかせにできます。もっとも外交くらいは人間がやらないととんでもない事になりますが…(苦笑)。あるプレイレポートではドイツプレイで軍事以外すべてAI任せにしていたら周囲がすべて連合国になっていたという笑えない状況になっていたそうです。


 今回体験版をドイツでプレイしたんですが、ポーランド侵攻さえ苦労する始末。ダンチヒ回廊を占領しようと頑張っていたら史実にない積極的なフランス軍マジノ線を越えてドイツ本土に攻め込んできました(号泣)。フランス方面には抑え程度の兵力しか置いていなかったので収拾がつかない事に…。

 手強いです…。





 なかなか面白い作品になっているみたいですが、皆さまには購入はお勧めできません。ある程度軍事知識(とくに部隊編成など)がないとどこが面白いのかさえ理解できないでしょう。兵器は知ってる程度ではおそらくゲームを進めることもできないと思います。



 それにしてもスウェーデンのメーカー、パラドックスは凄いですね。第2次世界大戦を扱ったゲームでは最高峰でしょう。私も金があるときに製品版を買う事にします(爆)。