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超マイナーシリーズ『ヴィクトリア』  スウェーデン=バルト海王国の復活

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 おそらく誰も読まないであろうマイナーシリーズ。人気がないと分かっていても書いてしまうのは悲しい性(さが)か?

 な~んちゃって言っちゃったりしちゃったりして(爆)これ分かる?広川太一郎だよ。


 そんな冗談で自分を鼓舞しつつ19世紀から20世紀初頭にかけての世界をシミュレートしたリアルタイムストラテジーゲーム『ヴィクトリア』からマイナーな北欧の国スウェーデンをプレイしました。

 北方戦争のカール12世時代をピークに斜陽の一途を辿るスウェーデン王国。かってスカンジナビア半島を中心に北ドイツ・ポンメルン地方、バルト3国、フィンランドにまたがるバルト海王国は19世紀に入ると海外領土をすべて失い逼塞していました。

 このままではいけないと、隣国ノルウェー連合王国を形成(1814年~1905年)していたスウェーデンでしたが、ゲームでも両国が一緒になった状態でスタートします。

 プレイの目標は、そのかっての栄光を取り戻すこと。かなわぬまでもフィンランドくらいはロシアから取り戻したいですね。



 1836年スタート時の現状をみてみると、工業力はそこそこですが、な。なんと人口500万!!!両国あわせてですよ。少な!日本なら関東地方だけでそれくらいいそうです(爆)。

 このゲーム、人口=国力ですのでなんとかして人口を増やさないといけません。で考えたのが他国の戦争を利用して領土を掠め取ること。

 予定として
◇1848年第1次シュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争でデンマークに味方してプロイセン(後のドイツ)の領土を掠め取る。

◇1853年クリミア戦争のドサクサにロシアからフィンランドを掠め取る。

1864年第2次シュレスヴィヒ=ホルシュタイン戦争で…以下同文

◇1866年普墺戦争のどさくさに…以下同文

◇1870年普仏戦争のどさくさに…以下同文

1888年~1899年ボーア戦争のどさくさにアフリカ植民地を…以下同文

どうだ、すごいだろ!他力本願の極致だ!それにはイギリス様にたんまり賄賂を贈って同盟を結ばなければ(爆)


 それがね、プロイセンの馬鹿野郎のせいでしょっぱなから大きく予定が狂いやがった!1848年の第1次でわが国の介入の余地を与えず電撃的にホルシュタインを占領してしまったのです。
 なんか、今回のプロイセンはいつもと違う?いつも戦争でもたつくのに人間様がプレーしてるように無駄がないんです。

 第2次ではデンマーク本土に攻め込み首都コペンハーゲンを包囲する始末。こうなりゃ予定変更だ~!
 あっさりプロイセンと同盟し僕ちゃんもデンマークにせめこんじゃった(ま~悪い子)。

 コペンハーゲンの攻防戦が続く中、手薄なユトランド半島に上陸したわが軍はあっさりと占領。デンマークが降伏すると領土いっぱいもらちゃった。そんでもって、コペンハーゲンの島だけになったデンマークに宣戦布告して併合しちゃった!プロイセンが強すぎて北ドイツの領土が奪えそうもないので、こっちもらちゃった(爆)。


 さあ、いよいよスカンジナビアイベント発生か?と思ったらイベントじゃないとできないのね。まあいいよ。同じ事だし…。これで両国にデンマークを合わせて人口は…700万!少なすぎや~!

 1853年にはイギリス様からクリミア戦争参戦のお誘いが。待ってましたと二つ返事で参戦すると、各国が黒海沿岸のクリミアの地で激戦を続ける中、ほぼ無人状態のフィンランドに攻め込みます。

 これだけだとフィンランドは返してくれないので、ロシアの首都ペテルブルグに怒涛のごとく攻め込むスウェーデン軍。こちとら少ない兵力(10万前後)でやりくりしてるのに、さすがロシアは大国。首都防衛に8万の兵力がのこってました。

 なんとか兵の質で勝つことができましたが、こっちもボロボロ。ぐずぐずしてるとロシア軍主力が北上してくるので、フィンランド割譲を条件におそるおそる講和を申し込みます。
 ロシアもクリミア戦争で苦しかったのか、何回かの交渉の末あっさり受け入れ、悲願のフィンランド領が戻ってきました。

 そんな中、中欧ではプロイセンドイツ統一事業が着々と進んでいます。史実と異なりフランス・オーストリアがいっぺんに攻めてきた大戦争で、なあんと勝っちゃいました。

 この戦勝で一気に北ドイツ連邦が結成されいつのまにか南部諸邦も併合、ドイツ帝国が成立しました。喧嘩ふっかけなくて良かった(ほっ)。

 こりゃ、イギリス様のほかにドイツ様の機嫌もとっとかなくちゃいけないね。せっせと賄賂を贈り続け同盟をやっとこさ締結しました。


 なんか情けないスウェーデンですが、人口がこの時点でやっと1000万になったばかりの小国では仕方ありません。でもこのままだと英独の独走を許してしまうのでちょっと嫌がらせを。

 イギリスの肝は1880年から起こるボーア戦争です。南アフリカを成立させると大英帝国がダントツ一位になるので、隣国のナミビアに投資して植民地にします。そこからローデシアに進出しトランスバール共和国の背後にでます。そこでトランスバールオレンジ自由国に援助して同盟を結びます。

 なんのことはない。ドイツのカイゼルがしたことを肩代わりしただけです。ゲーム上のドイツは国内固めで忙しそうで海外までは手が回らないのでしょう。


 そしてボーア戦争勃発。表立って参戦するとイギリスとその手下たちにフルボッコにされるので中立を保ちます。その裏で両国に武器や資金を回して援助します。その甲斐あってかオレンジ自由国が一時ケープ植民地の半分を占領するという快挙。
 実はオレンジ自由国には、ローデシアで徴兵した現地軍10万を義勇軍として送り込んでいたのです。これがばれれば、イギリス様に瞬殺されます。

 が、さすが大英帝国。10年以上も戦ってなんとかオレンジ自由国を制圧、その奥のトランスバールへ攻め込む勢いです。いつのまにか我がローデシア軍はどっかいってます(笑)。やっぱ現地軍じゃ無理だったか?

 こりゃ両国の援助を止めて、イギリス様の尻馬に乗るかな~なんて考えていたら、ドイツが参戦、なんとそのまま世界大戦に入りました。
 世界一の海軍国と世界一の陸軍国の戦争です。平和なスカンジナビアの南では英仏連合軍とドイツ軍が激闘を繰り返しています。

 ドイツから参戦要請が…。参戦したら怖いけど、参戦しなくても怖いんだよな~(爆)。

 で、ゲーム的な卑怯な手を。いったんドイツ側で参戦してすぐイギリスと講和。100万もあげたら許してくれました。

 しかし、ドイツは強い!圧倒的な海軍力があるのでイギリス本国には上陸できませんが、その分フランスをボコボコにしてます。パリをまたたくまに占領し、フランスの大半はドイツ軍が占領しました。

 そのあいだスウェーデンは地道に内政をしていました。目標人口2000万!!!

 1920年のゲーム終了時、列強ランキング1位は当然ドイツ。2位はなんと今回まったく無視していたアメリカ。さすが大国です。3位はどこだったかな?あっオーストリアか?4位ロシア、5位スペイン、6位に我がスウェーデンがつけます。7位はなんとペルーが入ってます。なんで???イギリス様はボーア戦争と第1次大戦の連戦が響いたのか、大きく国威を落とし列強ぎりぎりの8位。



 久々のプレー、面白い展開でした。で肝心の人口はどうなったかというと、分かりません。海外植民地(ナミビアローデシアなど)が合わさってるので2000万は越えましたが、はたしてその中でスウェーデン人は何人いるのか?謎です(爆)。