<アホウドリ>移住先の小笠原・聟島でヒナ1羽巣立つ
5月20日10時42分配信 毎日新聞
火山噴火による絶滅を回避するため、伊豆諸島・鳥島から小笠原諸島・聟島(むこじま)に2月に移住させた特別天然記念物アホウドリのヒナ10羽のうち最初の1羽が19日朝、巣立った。他の9羽も順調に育っており、順次旅立つとみられる。
巣立ったのは、生後約4カ月のメス(体重5.2キロ)で、数日前から羽ばたきの練習をしていた。米アラスカ州沿岸などで成長し、約5年後に聟島に戻ってくると期待されている。このメスを含む5羽には追跡用の発信器が装着され、渡りルート解明にも役立てられる。
移住計画は、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)が環境省や米国魚類野生生物局と共同で実施している。今後5年間で50羽以上のヒナを運び、聟島を新たな繁殖地にする狙いだ。
アホウドリの繁殖地は、世界でも鳥島や尖閣諸島のみで、個体数は約2500羽と推定されている。
- Yahoo!ニュースより転載 -
一月まえくらいにNHKの番組で鳥島のアホウドリの特集を見て以来気になってたんですよ。なんでもアホウドリの群生地である鳥島は活火山で噴火が多く、山の斜面などにいるアホウドリが全滅する可能性があるそうなんですよ。
そこで山階鳥類研究所などが、近くの安全な聟島(むこじま)にも群生地を作ろうと、何羽か引越しさせたという話だったんですが、そのあと定着したんだろうかと思ってました。
このニュースを見て、順調に進んでいるみたいだなと一安心。人間が自然を破壊するのではなく、自然を生かす方向に進んで欲しいですね。